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ロックダウンにも慣れてはきたけれど
すっきりとはしない空模様。それでも雨が降るよりはまだいいのかな。
チャイを飲みながら窓の外を眺める。昨夜は23時過ぎには床に就いたのだけれど、朝起きて睡眠ログを見てみたら1時過ぎに寝た時とほぼ睡眠時間が変わっていなかったのでなんだか損をしたような気分になってしまった。
早く寝床に入ったからといって安眠が保証されるわけではないのだ。お風呂で身体を温めすぎたのが良くなかったのかもしれない。
眠る直前までモニターを眺めてあーでもない、こーでもないと頭を悩ませていたのも良くなかったのだろう。
そんなわけで今日の午後はコーヒーを避けてチャイにしてみたというわけ。どうすればよりよく眠れるようになるのか。色々と試行錯誤してみるよりほかはない。
2020年の今日、5月18日はどんな日だったのだろう。ふとそんなことを思い、noteの過去記事を読んでみた。「フルコミットする」というタイトルで子供たちと一緒に描いた絵がタイトル写真に使われていた。
外出制限でベルリンの現地小学校が閉鎖してから8週間は経っただろうか。
初めてのロックダウン、初めての家庭学習。生活のリズムが掴めず、あまりよく眠れていなかった頃だ。
当時のことを考えれば、今の状況は私も子供たちも「ロックダウン」という状況にわりと慣れてしまったような気がする。さすがに半年以上も同じ状態が続いてしまうと、その状態に自分を適応させる方が楽なのだ。
8時前に家を出て、11時前には息子が学校から戻ってくるとはいえ、短縮授業で生活のリズムが生まれるだけマシである。今年に入ってからは、それぞれがそれぞれのリズムで宿題をしたり、仕事をしたり、といったマイペースな暮らしになりつつある。
意識には上らないものの、やはり制限の多い生活はどこか不自然だ。たまにマスクをしながら「なんでこんなことになってしまったんだ?」と疑問を覚えることもある。どこかシュールな世界に呆れ返ってしまうこともあるくらいだ。朝一で他人に鼻の奥まで綿棒でグリグリされた時などは特に。
一方で、ドイツの7日間指数なるものは軒並み下がりつつある。100を切る日が5日間続けばできることも少しずつ増えてくるようだ。そんなわけで、4月下旬にオープンし、なんとその翌日にクローズした展覧会へ行くことにした。ベルリンのグローピウスバウで行われている草間彌生の展覧会である。
このままうまく行けば、またカフェのテラスで友人と歓談できる日も近いかもしれない。ロックダウンになんて本当はちっとも慣れたくなんかないのだ。
タイトル写真:Yayoi Kusama, "A Boutique of Love I Saw in the universe", 2021, Gropiusbau. Foto : Luca Girardini
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