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今日も雨のヴロツワフ

昨晩はかなり雨足が強く、何度も目が覚めてしまった。SNSでも大雨のため洪水にご注意!というメッセージが届いていたほどだ。

翌朝もまだ強い雨が降っていて、これはもう美術館に行くしかないだろう、ということで気になったアートセンターに足を運んでみることにした。美術館だと広すぎて子供たちが飽きてしまいそうなのでサッと見れる規模のアートセンターが妥協点だ。

入口らしき扉を開けようとしたが、なぜか閉まっており試しにブザーを鳴らすとポーランド語で何やら聞かれてしまった。入りたい、と伝えるとギャラリーの人が階段を降りてきて開けてくれた。鍵がしまっているなんて珍しい。

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展示はPoint NemoというタイトルでPaweł Janicki というアーティストの個展だった。場所はオペラ座やシアターが隣接している WRO Art Centerである。

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フロア数は2つで作品の数もそれほど多くはないが、ミニマルなインスタレーションが印象的だった。金属的なサウンドも特徴だ。

ビデオインスタレーションで背後にベルリンのテレビ塔が見える原っぱで1分毎に木でできた時計の表示を3人で組み換えていく、という作品があった。どこかで見たことがあったんだけれど、どこだったんだろう?

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WROを後にし、ランチにスープを食べ徒歩でコンピューターゲーム博物館へ。天気が悪いと屋内の施設を梯子するよりほかない。

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それでも雨が上がったので、以前は城壁があったという遊歩道を歩く。今日の行き先も人がほとんどいない。アートセンターに至っては完全に貸し切り状態だった。

コンピューターゲーム博物館の入っている建物が偶然にも旧駅舎の一部だったようで、裏に回るとこんな景色に出会った。これも入れ替え制で次の入場時間まで待たなければいけなかったおかげだ。

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完全に打ち捨てられた廃墟そのものである。

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街の中心地から少し離れただけで景色がガラッと変わる。まだまだこの辺りは開発されていないエリアなのだろう。

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自宅の近所にあるケーキ屋さんで買い物をしてコーヒー。今日も天気は悪かったが、思いのほか色々と発見があってお腹いっぱい。

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それにしても、ポーランドのお菓子は絶妙な甘さで本当に美味しい。

WRO Art Center (Widok 7, Wrocław)
New opening hours
Tue-Fri 11 AM – 6 PM
Sun 12 PM – 3 PM
Art mediators, not watchmen
According to our motto, we consider art as a means of expression and knowledge widely available and free of charge.


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