交換留学とフライト
今日はフライトのリサーチで丸半日が潰れた。夕方に娘の学校で交換留学受け入れに関する説明会があったためだ。そのタイミングでこちら側の渡航希望を伝えておこうと考えたからである。
フライト料金も文字通り日に日に高騰しているので、現時点での最適案も数日後、数週間後にはどのように変化しているのか想像も付かない。今より安くなることはなさそうなので、早めにスケジュールを確定する必要があるのだ。
だが、しかし。今回は生徒ふたりの渡航になる上、提携先の学校の了承も得る必要がある。こちらがいくら最適案を出したところで、最終的な決定が下りないうちはどうすることもできない。ロケのスケジュールも決定がなかなか下りずヤキモキするような状況になることがあるが、仕事だと実費で飛ぶわけではないからなぁ。
プランAだけでは決まらない可能性もあるので、明日も引き続きプランB、プランCくらいを調べて学校側に伝えてもらう必要がありそうだ。しかし、このフライトの高騰ぶり、どうやらドイツ発着分が他国に比べてずいぶんと割高になっている、というようなことも耳にした。エネルギー料金然り、フライト料金然り。原因はなんとなく分かるが、どこか腹立たしい気持ちにさせられるではないか。
このまま高騰が続くようであれば、冗談抜きで列車で隣国へ移動して飛ぶ方が割安になる日が来るのかもしれない。ベルリンからだとウィーンやワルシャワということになるだろうか。なんてことだ。もしかして、既にそうなりつつあるのでは。
娘と同じクラスで日本語を学んでいる男子生徒は今年の秋に初めて日本へ行くらしい。保護者が顔を揃えて説明会に来ていたが、自分たちもまだ未踏の地であるためか、いろいろと心配そうだったのが印象的だった。娘はその点、ずいぶんと気楽ではある。「東京は行ったことないけど、例えば学校で何かあったりしたら言ってください」と両親に伝えていたほどだ。確かに娘の場合、すでに小学校に何度か体験入学をしたこともあれば、日本にはコロナ禍を除いてほぼ毎年帰っているのだから勝手が分かっていて当然といえば当然なのだ。
こちらから2名行くので、日本からもふたり男子生徒(提携先が男子校なのである)がやってくることになっている。どうやらタイプが違うらしく、ひとりはすでにWhatsApp経由でいろいろとやりとりをしているそうだが、我が家にやってくる予定の生徒からはなんの連絡もきていない。
「私みたいに、留学っていうよりベルリンに来たいだけなんかな?」と娘は首を傾げていた。あまり真面目すぎない方がこちらとしては助かるような気もする。
説明会で「連絡は来ましたか?」と尋ねられて初めて親子揃ってそういえば、と音沙汰がないことに気がついたのだが、もう1ヶ月を切っているのでそろそろ連絡があってもいい頃なのかもしれない。日中は私が家にいるわけだし、家の中の共通言語はほぼ日本語。子ども同士はドイツ語なので、ドイツ語で話しかけるかもしれないが、ふたりともおそらくドイツ語よりも日本語で話すような気がしている。やってくる子どものドイツ語力次第で使用言語が自然に切り替わるはずだ。
それにしても、この調子だとあっという間に3月になってしまいそうだ。通学に必要なBVG(ベルリン交通局)の学生チケットをオンラインで予約しておいた。ひと月前の10日までに申し込まないと翌月初めには間に合わないんだとか。今日ってもう14日なんだよなぁ。ドイツの学校のオーガナイズは相変わらず緩めなのである。