ベルリンのカオスな日常
週明けの月曜日。
小学校から帰ってきた息子曰く、「コロナテスト、2回も陽性になった子がいた。でも、PCRが陰性やったからって帰らなかった。」
え?意味が分からない。セルフテストで2回も陽性が出たのであれば、大事をとってまず帰宅、となるのでは?ネガティブだったPCRテストというのがいつの結果なのかもわからない。これは後で担任に質問案件。
かと思えば、サッカーの練習に向かおうとしたちょうどその時、トレーナーのひとりからメッセージが入る。
「別のトレーナーは体調が悪く、私も今日は授業が長引いて行けなくなったのでトレーニングはありません。」
それは分かるんだが、なぜ集合時間の15分前に連絡が入るんだ?15分前に熱が上がったとも思いにくい。もっと早く連絡を入れないと、困る保護者が山ほどいることは想像に難くない。
案の定、その後たくさんの苦情が寄せられた。中には「前回といい、今回といい、連絡が遅すぎるのはリスペクトに欠けるし、いくらなんでも非常識なのでは?」といった語調のかなり強いものも含まれた。当たり前だ。仕事を途中で抜けて子供を車でサッカーグラウンドまで連れてくる親もいるのだ。それにうちのように子供一人だけで薄暗い時間にサッカーコートに向かうというパターンもある。
いや、困ったな、と思っていると今度は水泳教室からコロナルールに変更があり、今週から2Gが適用されるとのメールが入る。
「学生証を必ず携帯させてください。すでにルール違反が摘発されてクローズした水泳教室もあるようです。」
どこもかしこも毎回ルールが変わるたびにてんてこまいになるし、ルールが適用されてすぐはどうしても混乱が生じるのが常だ。
それに伴い、関係者すべてのストレス度が上がっているのがメールやWhat'sAPPなどのやりとりで見えてくる。今日もサッカーチームの方は喧々轟々で大変なことになっていた。こういう時は質問や苦情のメールを入れる時に普段より慎重にならざるを得ない。できるだけ感情的にならないよう必要最低限のメッセージだけを伝えた方がいいからだ。
相手を攻撃するだけでは何の解決にもならないし、結局のところ自分にとってもストレスにしかならない。子供たちも知らぬ間に学校やその他の活動をする中でストレスを溜めているのだと思う。
今日も色々なやり取りを追っているだけでエネルギーをかなり消耗してしまった。明日はもう少し気をつけてできるだけストレスを溜めないようにしたい。