コロナ以前は一体どうやって全てをこなしていたんだろう
ベルリンは22時。今日は午前中から調べ物をしていて、この時間までnoteに1行も書けなかった。もちろんそういう日もあるし、この調子だと当分はこんな具合になるかもしれない。
1日は暇を弄ぶような時も忙しい時も同様に24時間しかないので、これまで日課にしていたタスクを全てこなすのが難しくなるかもしれない。うまくやればそうでもないかもしれない。
今日は朝から役所に電話で問い合わせをしたり、体調が優れなかったので思い切って一旦仮眠を取ったりもした。それ以外はひとつのテーマについて色々な記事を読んだり、キーワードを探したり、文を組み立てては書き直す、というような作業をしていた。残念ながらこの作業は明日に持ち越すことになりそうである。
息子の帰りも相変わらず午前中だが、今日は「授業中にマスクをずっとするのに疲れた」と一言だけ言って部屋で休んでいた。やはりマスクをしたままで授業を受けるのは疲れるのだ。
そんなわけで、簡単にお昼を済ませた後はしばし仮眠をとることで合意した。息子はいつも昼ごはんと夕ご飯の献立を確認し、昼ご飯を食べてから夕ご飯を食べる間までのおおよその流れを想定して動くのだ。お姉ちゃんとは全くタイプが違う。そういうところがとても貴重面だと端から見ていて思う。
今も明日の朝に食べる献立を伝えてからベッドに向かった。でも、これが結構助かる。割とギリギリに起こすので段取りがしやすいからだ。
段取りといえば、限られた時間を有効に使うために私自身もやはり朝食をとりながらその日の大まかな見通しは立てる。今日は少なくともこれとそれとあれをやる必要がある、と。
子供たちを学校へ送り出したら、コーヒーを飲みながらDropsを開く。ゲーム感覚で単語を増やすことのできるアプリなので気に入って使い始めた。これである程度は目が覚めてくる。
メールの返事を返したり、急ぎの事務処理をしたり。さて、本題に取り掛かるか、というタイミングで呼び鈴が鳴る。
やっぱり帰ってくるの早いよなぁ。
短縮授業でもないよりある方が助かるが、やはり短縮授業は短縮されているだけに短すぎる。行ったと思ったら帰ってくるのであまり気が休まらない。それでもまだサッカーの練習があるのが救いだ。これがなかったら息子のテンションは下がりっぱなしで意気消沈してしまっていただろうから。
娘もロックダウンの影響でそれまではかろうじて続いていた習い事をほぼ全てやめてしまった。オンライン対応になってしまったのも原因だが、生活のリズムが変わってしまったことも大いに影響がある。
息子の方も全体的に運動量が落ちているし、その影響でサッカーの練習に行く前にぐずぐず言う日が増えた気がする。これまでサッカーの練習が平日に2回、週末に遠征試合、別日に水泳コースと通学時間往復2時間ほどの場所にある日本語補習校に通うというスケジュールだったのが信じられない。忙しすぎて意味が分からない。
一体どうやって送り迎えの時間を捻出していたのかはもはや謎だが、今よりもっと小さかった頃は上と下の子の送り迎えから習い事の送り迎えだけで数時間を取られていたわけだ。フリーランスだからできることというか、そんな状態でよく仕事を入れていたと思う。
そういえばそうだった。それを思うと、今のこの状況、別に大したことないじゃないか。思えば割とひどいスケジュールだったんだな、と軽く目眩がした。
*タイトル画像はみんなのギャラリーよりgolchikiさんのイラストをお借りしています