晴天の海岸沿いを歩く
今日もぐっすりと寝て、目が覚めて外を見たら昨日とは打って変わって晴天だった。
明日は日曜日だし、月曜日はイースターの祝日なので相方と娘がスーパーに買い出しに行っている間にコーヒーを飲んでゆっくりと支度をする。
海へ向かうと、海の色も空の色もきれいなブルーだった。やはり晴れると気持ちがいい。気温も上がり、震えながら歩く必要もないので今日はゆっくりと海岸沿いを散歩することにした。昨日が冬のような寒さだったのが嘘のような陽気である。
左に行ってみようか。
途中でお腹が空いた息子がつむじをちょっと曲げたが、天気がいいのでそのまま歩き続ける。そのうち、娘も私もお腹が空いてきたので、次の町まで7キロ歩くのは断念し、来た道を戻って軽食をとることにした。腹が減っては戦ができぬ、だ。
こういう時はもちろんドイツ名物の焼きソーセージの出番だ。昼時だったのか、インビスの前には長い行列ができていた。パンに長い焼きソーセージが挟まれて出てくる。それを海を見ながら食べるのがこれまた美味しい。日本であれば焼きそばかたこ焼きといったところだろうか。
お腹がいっぱいになったところで、今度は右にズンズン歩く。
波を沈めるためだろうか、海岸線を削られないようにする防波堤のような役割があるのだろうか。バルト海ではよく木で作られた杭のようなものが見られる。子どもたちは落ちずにどこまで渡れるか、と度胸試しを始めた。
この「水制」と呼ばれる杭だが、一度ポーランド側のバルト海で泳いでいた人がこの木製の水制に体をしたたか打ち付けて救急隊員が出動する騒ぎに出会したことがある。水制の側では水がうねりを起こすので、巻き込まれるとこのような事故が起こりやすいのだろう。
落ちるとかなり危険なので、度胸試しの方はあまり真似をしない方がよさそうだ。
今日はそんなわけで、太陽の光を思う存分浴びた1日となった。今日もよく眠れること間違いなし。
そういえば、イースター休暇中にこれだけ晴れて暖かいのも珍しいかもしれない。