雪解けとイースター休暇
気温は低いけれど晴天続きのベルリン。
子供たちも連日、午前中と午後にソリ滑りをしていたので、どうやらそろそろ飽きてきたらしい。
早起きの息子と相方は寒い中、朝食後すぐに長めの散歩に出たが、朝はゆっくりの娘と私は家でお昼を食べてから公園へ向かった。娘が友人の家へ遊びに行くついでに一緒に家を出たのだ。
太陽が顔を出し、とても気持ちの良い日曜日の午後。公園はおそらく今年最後のソリを楽しむ人々で賑わっていた。日のよく当たる斜面の雪はほぼ解けて地面が顔を出していたがまだ何とかソリ滑りのできる量の雪は残っていた。
友人の家へ向かった娘と別れた後、公園周辺をグルッと歩いてみた。
公園の中にはその場に立ち尽くし、目を閉じて日の光を楽しんでいる人が何人かいた。こういう光景もベルリンならではのような気がする。
寒さは厳しいが、日差しが冬のどこかぼうっとした弱い光ではなく、春が近づいているのを感じさせる明るい日差しになってきた。
そう、みなが待ちに待った春もすぐそこまで来ているのだ。
今年の冬休みはロックダウンで休暇らしいことが特に何一つとしてできなかった。その救世主となったのがまとまって降った雪と連日続いた寒さだった。十分な積雪のおかげで、久しぶりに街中にいながら冬を満喫できたような気がする。
さて、今年のイースター休暇はどうなるのだろう。
自宅に戻ってコーヒーとマフィンでお茶をしながら相方と話をしていたら、「イースター休暇もどうやらどこにも行けないらしいよ。」と言うではないか。
今回のロックダウンはイースター休暇終わりまでなのでは。こんなふうに予想していたとはいえ、休暇中に旅行ができない、と聞くとやはり残念に思う。
2週間の休みに一体子供たちと何をすればいいのだろう。旅行に行けない、ということはロックダウンも延長になると考えておいた方がいいのかもしれない。
ベルリン市内の森や湖にお弁当を持ってハイキングをしに行くぐらいであればできるだろうか。ポツダムに日帰りで行くくらいなら許されるだろうか。テンペルホーフ空港跡でペニーボードの練習をしてもいいかな。
せめて夏にはデンマークやポーランドへ旅行に出られるといいのになぁ。日本に帰れるのはいつになるんだろう。