寒の戻りとおしゃべり
今からちょうど2年前くらいに普段はそれほど定期的に会わない友人に声を掛けてルーマニアのブカレストに数泊したことがある。
ひとり旅もいいけど、たまには誰かと一緒に旅がしたい。そんな風に思ったのだ。
その友人にこれまた久しぶりに会って近所を散歩しながら色々と話をした。
昨日からまた少し気温が下がっているので、外に出た瞬間に「あれ、思ったより寒いなぁ。」という感じだった。7度くらいだったのかな。
公園を走った時はちょうどよい気温だったが、日のそれほど当たらない公園のベンチに腰を下ろして1時間くらい話し込んだら身体の芯まで冷えてしまった。
二日前に上着なしの薄着で少し遠出をして検査に行ったときとは雲泥の差。すっかり春の陽気に慣れてしまった身体には少々堪える寒さだった。
同じ年頃の娘がいるので、先日終わったギムナジウム入学手続きの話になり、偶然にも同じ学校に願書を出していたことが分かった。今回はほぼ誰にも相談せずに、第一志望以外の残り二つの学校については家族内で簡単に議論しただけで申請してしまったのだが、今になって色々と有益な情報を聞けた気がする。やはり情報交換は大切である。
私の方は何を思ったのか、最近またロシア語をやり直しているが、彼女の方はフランス語を始めたらしい。
2年後くらいにフランス語圏に旅行に行ければいいと思って。
そんな風に言っていた。2年後にまたそんな日が来るんだろうか。なぜロシア語をまたやろうと思ったんだろう。またいつかロシアに行ける日が来るといい、どこかでそんな風に思っているのかもしれない。
今は仕事も減っているし、時間もできたので楽しいことをしたい、と彼女は言っていて、それはとても正しい心構えのような気がした。彼女の子供は私の子供たちよりも大きいのでもうずいぶんと手が離れてきているようだった。
コロナ禍だろうがなんだろうが、子供たちはどんどん成長するし、一日一日はあっという間に過ぎ去る。それだったら、楽しんだ方がいいに決まってるよね、ほんとその通りだ。
そんな話になった。こんな風にふっと力が抜けて前向きになれる友人と話ができて良かった。
*タイトル画像はみんなのフォトギャラリーよりillust_himeさんのイラストをお借りしました