1年間をザックリ振り返る
零下になるかならないかという寒さのベルリン。朝起きても暗いので目が覚めないどころか、ちょっとクラクラするので子どもたちを送り出してから二度寝を余儀なくされる。
無理は禁物。最近かなり慎重になった。昨年も一昨年も暮れのこの時期に文字通りバタンと倒れているのでなおさらである。疲れた、と思ったら素直に従いスイッチを切る。ただそれだけのことが、これまでなかなかできないでいたし、今もあまり得意な方ではない。
ここで唐突に、Twitter上で見かけた #1年間をザックリ振り返る 、というのをやってみたいと思う。
1月ロックダウン(ホームスクーリング・オンライン授業)
2月ロックダウン(短縮授業再開)
3月ロックダウン延長
4月ロックダウン延長
5月カフェのテラス席オープン
6月小学校通常授業再開・下旬夏休み開始
7月夏休み(ハルツ山脈)
8月知人本帰国・長女ギムナジウム進学
9月総選挙
10月秋休み(リューゲン島)
11月コワーキングには一度行けただけ(感染者数激増)
12月今年ってこれだけ?
#1年間をザックリ振り返る見た人もやる
あれ?例の如くほぼ記憶になかったが、よく考えてみれば2021年はほぼロックダウンで持って行かれていたのだ。半年くらいの間は、休校、家庭学習、オンライン授業、短縮授業と変則的で、子どもも私も生活リズムが掴めずかなり苦労した。仕事が例年に比べて減ったとはいえ、ホームオフィスとの並行もなかなか大変だった時期だ。
そんな中、小学校6年生の長女のギムナジウムが決まり、安堵したのを覚えている。こんなややこしい時期によく頑張ったと思う。
気候が夏に向けてよくなるにつれ、感染者数も減少。夏休みに入ってから、ようやく2回目のワクチン接種が完了した。ハルツ山脈の人里離れた小さな村に10日ほど滞在。長期のロックダウンから抜けたばかりで、レストランやプールの営業がようやく始まりだしたタイミングだった。滞在先の村のレストランはほぼ開いておらず、少し不便だったほど。国内とはいえ、久しぶりのいい気分転換になった。
そしてとうとう8月。ロックダウンを共に乗り切った友人を新空港BERから見送った。この時にすでに来たるであろう厳しい冬のことがちらっと脳裏をよぎったものだ。「今年も同じようにロックダウンになったら、一体どうやって乗り切ればいいんだろう」。
コロナ禍で学んだことは「あまり先のことは考えず、日々の生活にエネルギーを注ぐこと」。
悲観的な意見かもしれないが、数ヶ月や数年先のことを考えたところで、コロナ禍を抜け出せる日が近いとは思えないからだ。
そしてもう12月。ロックダウンにはなっていないが、気持ちの上ではほぼロックダウンと変わらない。でも、まだ倒れていないのだから十分だ。もう痛い年末は勘弁していただきたい。
Photo by Behnam Norouzi on Unsplash