カフカスの虜、及びシューリクの新たなる冒険
今月は、ベルリン国際映画祭が開催されないので、「ひとり映画祭」と銘打って映画鑑賞月間にすることに決めた。
前回はタルコフスキー監督作品の「ストーカー」について触れたが、その流れで見つけたモスフィルムのオフィシャルサイト上の作品の中でも特に視聴者数の多かったレオニード・ガイダイ監督による1967年製作されたコメディ映画、「カフカスの虜」を観ることにした。
古き良きソビエトコメディー作品。
民俗学者である青年シューリクは、伝承を採集するためにカフカスへ赴く。そこで彼は「スポー