丸善ジュンク堂書店から学ぶ!特別な場所のつくり方
こんにちは、コンサルティング事業部の宮尾です。
本日は私が金森社長のブログをジャックします!
本日書きたいのは、先日行ったジュンク堂さんからの学びです。
丸善ジュンク堂書店といえば、全国に展開し大きい街にでれば
だいたいがかなりの蔵書を揃えて構える大型書店ですよね。
フロアを歩くだけで、知らない本だらけで自分が知っている世界は本当に狭いなあと毎回感じさせられます(笑)
わたしがすごいなぁ!と静かな空間で思わず声がでそうになったのが
『本の掲示板』という取り組みです。
匿名で「こんな本が読みたい」というのを書き、それを見た別のお客さんが
「それならこの本がおすすめ」と返信し、店員さんが本の所在を書いて案内しておく、というものです。
私がみたときは読みやすいホラーを教えてほしいといったゆるいものから、
もう生きていく気力がないときのおすすめが知りたい、というものまで
様々な質問が掲示板に貼られていました。
(ライトなものだけでなく、慎重に答えたくなるものまで、スルッと答えられるのは
匿名ならではなのかもしれませんね)
電子書籍や通販がかなり便利になった現在で、本屋にわざわざ足を運ぶ人はかなり減っているでしょうし、実際にデータでも
1998年に約2万2000軒あった書店は、毎年3~5%のペースで減少し、2020年には約1万1000件と約22年間で半減しているということもわかっています。
こんな状況の中で、「どうやってまた来店してもらうのか?」ということを
自分が直面したら…と頭を抱えてひたすら悩んでしまいそうです。
この『本の掲示板』の取り組みは、派手でないかもしれませんが、小さく解決しています。質問した人は返信を見に来店し、
興味があったらそのまま本を購入するかもしれないですよね。
また、回答した人も、自分以外の人の回答をみて、知らない本をみて
興味をもって購入するかもしれません。
なんと温かく、ハッピーなサイクル…!\(^o^)/
ほっこりさせられたのと同時に気付かされたのは、自分で勝手に限界を決めているということです。金森社長から、前に「勝手に自分の限界をきめているのは、自分自身」と教えていただいたことがありました。
厳しい現状に直面すると、あれがないこれがない…とないものばかりが目についてしまいます。
しかし、冷静に見渡してみれば、本屋の場合であれば「本屋に来る人の知識をシェアする」など
あまりコストをかけないで活かせる強みを発見できますよね。無理じゃないものも、無理にしてしまっているとしたら、非常にもったいない!!と気が引き締まりました。
自分の思い込みによって、もっと伸ばせたはずの可能性がなくならないよう
日々の何気ない出来事にも学びを見いだせるよう取り組んで参ります!
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