生き様を決める?!27歳数学者から学ぶ判断力の磨き方
こんにちは、コンサルティング事業部の宮尾です。
先日みかけた、こちらのニュース↓
『大学院飛び級に博士課程中退、27歳数学者が国際賞 トポロジー研究』
ここでとりあげられているのは、山下真由子さん(京都大准教授)なのですが
この素晴らしい賞を受賞できたこともさることながら
私は彼女の経歴の『自分で考えて、決めてきた』判断の連続に非常に勇気づけられました。
~山下さんのここにいたるまでの経緯~
数学に専念するために桜蔭高校を1年で中退(その後通信制の高校へ転入)
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在学中に国際数学オリンピックで銀メダルを獲得
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東京大学に入学
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3年の時に東大大学院に飛び入学
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博士課程を5カ月で中途退学
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23歳の時に京大数理解析研究所の助教に就任
実に華々しく、誰がみても「天才!」とか「優秀!」と映ると思うのですが
学校名や獲得した賞を除いても、ひとつひとつの決断そのものが眩しいなと感じたのです。
日本では特に傾向が強いと思うのですが、「何かを途中で辞める」というのは
あまり良しとしない風潮が強いです。
部活を引退の前にやめる、習っていた習い事をやめる、
決意して始めたことをやめる、頑張って入った学校を辞める……などなど
特に学生の頃は、明確に「卒業」というタイミングが大人と違ってありますから
それを迎える前に自分で終わりを決めるのは、レアケースと捉える人も少なくないと思います。
(私自身も、例えば高校生のときに「中退する」「転校する」という選択肢は知っているはずなのに、それを選ぶ自分というのは全く想像できなかったです。笑)
そういう、いわゆる「べきではない」に影響されず、本当に自分で決断したのだろうな、というところがカッコいいですし、自分もそうありたいと思わされました。
大事なのは、継続する・しないにしろ『自分で全力で考え抜いて答えを出す』こと。
大人になればわかりやすいテストなどのゴールは基本的にはなく、自分自身で目標設定をしないと、常に他者との比較で測れなくなってしまうことも多いです。
(同期に比べて自分の年収は…とか、周りは結婚してるのに…などですね!)
そうなってしまうと、非常に苦しいし、自己肯定感も下がってしまいますよね。
金森社長からも、出来る出来ないは一旦捨てて!と言われた時は最初はびっくりしたのですが、山下さんのニュースをみて、変な常識に囚われたり、取れる手段の構築を諦めて自分自身の未来の選択肢を減らしてしまうことになるからなのだな、と理解が深まりました。
もちろんどんな結果になるか、未来はだれにとっても不確かなものですが、いざピンチになった時に決めることを他者に委ねずに、こうだ!と最良の判断が出来るかどうかは日々の様々な問題が鍛えてくれると思って、有り難く向き合っていきたいと思います!