カスピ海ヨーグルト ヨーグルトを増殖させる?
こんにちは。
食いしん坊さんにとって増殖する食べ物って魅力的ではないですか?「金のひしゃく」のように、大好きなものが無限に増えていくっのって、幸せですよね。
さて、コロナ禍で実家にずっと帰れず、実家の畑からのお野菜直送定期便を始めました。毎月畑で取れた朝採れ野菜を小さなダンボールに入れて送ってもらっています。
そんなある時親から、カスピ海ヨーグルをおすそ分けしてもらったから欲しい?と連絡があったので、毎日作るの面倒くさいなぁという気持ちもちらっとしたものの、身体に良さそうなので一緒に梱包して送ってもらうことにしました。
届いてから詳しく聞くと、なんでもそれは20年もずっと手作りしていたヨーグルトだそうで、
20年も作り続けているヨーグルトなんて、すごい!大切に繋げなくては
ということでコツコツ継続が苦手な私とヨーグルトとの生活が始まりました。
カスピ海ヨーグルトは、家森さんという方が、1986年に長寿が多い東欧コーカサス地方のジョージアからこれは!と思って持ち帰ったのが始まりで、少しずつ日本でも広がっていったそうです。
どうして、家森さんがこれだ!と思ったのかというと、カスピ海ヨーグルトに入っているヨーグルト菌に特徴があるそうです。その菌がクレモリス菌。
クレモリス菌は、生きて人間の腸内に届き、プロバイオティクスとして働くと考えられている[9]。さらに、ヨーグルト特有の粘りを生み出す菌体外多糖(EPS:Exopolysaccharide)を産生する[10]ことで、腸管内の状態に良い影響を与えているのではと考えられている。その他、整腸作用[11]、ストレスによる肝機能の低下やアトピー性皮膚炎の抑制[12]、免疫賦活作用[13]、血中コレステロール値の改善[14]、や血糖値上昇抑制作用[15]など、様々な健康効果が報告されている[16]。最近では、普段の食生活と体調との関連性を調べた疫学調査により、カスピ海ヨーグルトの摂取量が多いほど発熱や喉の痛みなどの風邪の症状が軽くなることが報告されている[17]。また、インフルエンザの予防接種において抗体価を高める効果や、動物試験によりインフルエンザウイルス感染後の重症化が抑制されることも報告されている[18][19]。
チェーン状のクレモリス菌はヨーグルト菌の中でも大腸まで届く優秀な菌で、整腸効果が高いそうです。マクロビでも勉強しましたが、現代の食生活は、白米、小麦粉、お砂糖など丁寧に精製されている物を食べる機会が多く、それが逆に、血液中で効率よく栄養が流れる小腸に届く前に不十分な形で吸収されてしまい、身体に負担をかけてしまっているそうです。大腸まで栄養素が届くのって私達が思っている以上に難しく、カスピ海ヨーグルトってスゴモノですね♪
このカスピ海ヨーグルトを20年も作り続けている方は、親がご夫婦ともに親交させていただいますが、とっても素敵なご夫婦なんです。
ご主人の方のペルナッカ・スダカランさんは、インド出身の元国連カメラマンでもあり、1990年代に従事していた先のカンボジアで撮影した人々の写真を多彩な伊勢和紙に映した写真展を伊勢の地で開催されていました。
私もスダカランさんのお家にお邪魔したとき、伊勢和紙に映し出されたカンボジアの情景を実際に見せていただき、淡い色合いの和紙に包まれた子どもたちの太陽のようなキラキラした笑顔や心温かくなる素敵な作品の数々に強く心を打たれました。