「お父さんな、キャンプで淹れたてのコーヒーを飲むのが夢だったんだ。」
YUIDEAのクリエイティブディレクターz.a.c.k.です。
Adobeの画像生成AI Fireflyの機能はすでにPhotoshopやillustratorに組み込まれ、実戦に使用できる状況になりました。
サービス開始から一年以上経ちましたが、Fifeflyの成長がわかるビフォーアフターを見てみたいと思います。
過去の記事でも簡単に機能を説明しています。
2023年3月、Fireflyが爆誕。
すぐに使い始めてみました。プロンプトに慣れず試行錯誤をする中、試しに以下のプロンプトを入力しました。
その結果がこれ。
情報に対して色々と理解が及んでいない状況です。
おそらく読み込み元のAdobe stockにも参考になる画像が少なかったんじゃないんでしょうか。キャンプ道具がめちゃくちゃです。
そもそも家族いなかったり…。
いや、ここからだ。
AIはすごいスピードで成長するらしい。
そこからしばらく同じプロンプトで生成を試みました。
これは、お父さんが家族とコーヒーを飲むために奮闘する一年間の物語です。
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
一週間。全然成長が無い…。
日本語がいかんのかもしれん。
と思って、次の日は英語で命令しました。
8日目
英語で入力したとたん、突然クオリティ爆上がりです。
親子で仲良さそうにコーヒーを飲んでいます。
日本語から変換する際に誤情報が入るのかもしれません。
また、アジア人の参考情報が少ないというのもあったのかしれません。
ただ、相変わらず謎のキャンプ道具を使っています。
camp in riverはミスリードだったと反省。
9日目
だめだ。
一週間ぐらいじゃ全然変わらないし、なんだったら新しい道具がどんどん投入されていく…。
あえて拡大画像を置いてませんが、子供の顔とかめちゃくちゃです。特に日本人の顔は苦手なようです。
プロンプト打ってスクショとるだけなんですが、あまりに代わり映えしないので、いつしか忘れてました。二週間もたなかった。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………
そして、現代。
というか2024年8月。
満を持して、
「そういえばお父さんのコーヒーすっかり忘れてた。」
と思い出し一年ぶりに同じプロンプトを入力。
おぉ!?
キタコレ。
きたんじゃない?
1年でFireflyはすごい成長している。
見た感じ親子の構成自然だしみんな自信に満ちた目でこっち見てる。キャンプシーンのイメージ画像としていけそうな気がする。さらに調整すれ
あかん。
にしても、昨年に生成したものに比べたら格段にクオリティが上がっています。
これであれば、部分的に再生成を続けていけばクオリティを上げられると思います。日々、学習しつづけているのでインプットがすさまじいということを実感。構成参照も利用すれば、修正できそうなベースは見えてきました。
それだけ扱える情報の量と種類が大幅に向上しているので、もっと無理難題を投げてみて試してみたいと思います。
そもそもこのプロンプトですが、
川辺でキャンプなんて危なっかしくて普通はやらないのでその時点でシチュエーションに無理があったのかもしれないすね。
水の表現が見たくて川を入れましたけど。
今回はおしまい。