最強のマネジャー育成方法~イメージの力で現実の壁を越えろ!?~
・プレーヤー時代の感覚がいまいち抜けない
・プレーヤーとしては優秀だけどマネジャーとして脱皮できない
・いい人なんだけどマネジャーとしてはちょっと…
マネジャー育成においていずれもよく伺う課題ですよね。
マネジャーとして脱皮するための方法論はたくさんあると思うのですが、
今日は少し変わった方法をご紹介してみたいと思います。
それは「イメージの力を使うこと」です。
漫画やRPG(ロールプレイングゲーム)、
あるいはいわゆる異世界ものによくある設定で
「イメージの力で技の力を高める」というものがありますが、
あの原理は現実世界でも十分に適用できると考えています。
(もちろん何でもできるわけではないですよ!笑)
今回は冒頭にあげた
「プレーヤーからマネジャーへの脱皮」
というものを例に考えてみたいと思います。
まず、二つの異なる設定のイメージをしてみましょう。
ひとつめは、
一本道があり今歩いているプレーヤー道の延長線上に
マネジャーの道があるイメージ。
もうひとつは、
プレーヤー道の先は数キロごとに川で分断されていて、
川を越えるごとに別世界の道が広がっているようなイメージ。
一つ目の川を越えると、マネジャー側の世界へ行ける。
二つ目以降の川を越えると、
マネジャーとしてのレベルが上がって
その先の新しい道(世界)で活躍できるようになる。
その川を渡るためには条件がある。
川を渡る以前の道を歩く中で自分が無意識に行っていた
行動原理、固定観念、思い込みを3つ以上知って
対策を立てる必要がある…
というような設定を想像してみましょう。
まさにRPGみたいですね(笑)
前者のイメージではどうしても「今までのやり方でより頑張ろう!」
という感じになる方が多いのではないかと思うのですが、
「脱皮」ということを考えると大変険しく難しいものになるでしょう。
今までと同じやり方で、同じ前提で挑み続けていては
頑張り方が変わらず、一皮むけることにならないからです。
一方後者のイメージでは、
川を越えるごとに自分がどんどん刷新されていく設定になるので、
この設定を持っているだけでも、
圧倒的に「脱皮」しやすくなると言えるでしょう。
自分を知り、刷新していくことでしか
次のステージで戦えないことを認識できるからです。
今回はプレーヤー思考から抜け出してマネジャーになる、
「一皮むける」ということを例にお話してみましたが、
現実世界で「変わりたい」、「乗り越えたい」と思ってはいるけれど、
いまいち変わることができない…という状況は多々あると思います。
そんな時は是非この「イメージの力」を思い出して、
活用してみてくださいね(*^^*)
人事コンサルタント
金森秀晃