こちらが本家?! 実は LayerXが輸入したJV(MDM)の羅針盤を大公開
こんにちは、LayerXから三井物産デジタル・アセットマネジメント(以後MDMと呼びます)に出向し、アセットマネジメント業務の効率化に取り組んでいるzabethです。LayerXでは10月から「LayerX羅針盤」をテーマにアドベントカレンダー(10月から…?笑)に取り組んでいますが、今回は番外編としてMDMの羅針盤についてお話しします!
MDMってそもそも何の会社なの?という方はぜひ下記リンクをお読みいただけると幸いです。簡単に説明しますと、MDMは三井物産を始めとする大手企業とLayerXが出資してできた合弁会社で、『「眠れる銭」を、Activateせよ。』を経営理念としてアセットマネジメント事業に取り組んでいます。LayerXからも多くのメンバーが出向して仕事をしています。
LayerX羅針盤のはじまりはMDMにあり
実は羅針盤を作る文化はLayerXよりも先にMDMが実施していたもので、LayerXがMDMの羅針盤を輸入して生まれたのがLayerX羅針盤なのです…!
MDMは多様性の塊
MDMではLayerXからの出向者だけでなく、他の株主(商社、信託銀行、証券会社等)からの出向者やMDMに直接入社された方が働いています。また、プロダクト開発チームだけでなく物件の買付、運用、コンプライアンスなど、一般的なスタートアップと比べるとメンバーのバックグラウンドも多種多様です。
その結果、隣の部署の仕事は今までの職務経験で一切見たことがない業務ということが多々あります。僕の場合、そもそもアセットマネジメントという事業の存在自体を知りませんでした笑
だからこそ、設立まもない頃から経営理念や行動指針を策定するなど、カルチャーへの投資を積み上げてきています。この羅針盤もその一つです。羅針盤の初版ができたのは2020年9月ですが、それはMDMが設立された2020年4月の半年後、当時のメンバーはまだ15人未満でした。
JV設立、立ち上げ時の取り組みについて、先日公開されたこちらの記事もぜひご覧ください。
羅針盤の目的
MDM羅針盤の目的はこのように書かれています。
LayerX羅針盤の思想と同様ですが、全員が同じゴールを見据えて仕事をすることがより良い成果を最速で出すことにつながる、それを実現するためにMDM羅針盤が作られています。
MDM羅針盤
目次
今回はMDM羅針盤の目次は下記のとおりです。すべてを取り上げることはできないので、MDMのビジネスモデルの解説と今後のチャレンジについて取り上げます。
各行動指針の狙いと期待が説明されています
MDMのビジネスモデルの解説(今回取り上げます)
ファンド事業
アセットマネジメント事業
販売事業(「ALTERNA オルタナ 」という個人投資家向けのプロダクトを開発しています)
今後のチャレンジ(今回取り上げます)
組織図や人事制度
出向者は出向元の評価制度に従いますが、MDMに直接入社された方向けの評価制度やインセンティブ設計等が説明されています
MDMのビジネスモデル解説
MDMの主たる事業であるアセットマネジメントのビジネスモデルを簡単に話すと、ファンドの組成と運用を通じて投資家から手数料をいただくビジネスです。こう話すととてもシンプルに見えるのですが、登場するステークホルダーが多いため全容を理解するのは簡単ではなく、油断すると「あれ、他の部署の○○という仕事は何に向かっているんだろう、目的がわからん!なんで今これに取り組んでいるの?」となってしまいます。
我々MDMは「あたらしくて、おもしろい!」という行動指針を掲げていますが、アセットマネジメント事業自体は決して新しいビジネスモデルはありません。
MDMが目指すのはデジタル技術によって圧倒的に効率化されたアセットマネジメント事業の実現とデジタル証券で資産運用できる「ALTERNA」というプロダクトを通じて個人の投資家が質の高い資産へアクセス可能になることです。この2つは密接につながっており、これらを実現するためには新しいアセットマネジメント事業とはなんぞやということを各メンバーが理解することが不可欠です。MDM羅針盤におけるビジネスモデルの解説はその一助となっています。
自分とは全く職種の異なるチームの動きを理解した上でMDMのビジネスの変数や力学を理解して毎日仕事をする、僕にとってはこれがとてもエキサイティングで、MDMで働く一番の醍醐味だと思っています。
今後のチャレンジ
MDM羅針盤ではMDMが『「眠れる銭」を、Activateせよ。』を実現していく上で短期的中期的に我々が成し遂げなければならないことが挙げられています。その一部を見てみましょう。
個人の投資家が投資できる仕組みを整える
顧客を知ろう
投資できる商品を拡充しよう
安全で効率的な運用をしよう
MDMの認知度をあげよう
やはり、なんと言ってもMDMの直近の大きなマイルストーンはALTERNAのリリース、そしてALTERNAを通じて多くの個人投資家の方々に新しい投資体験を届けることです。しかし、これは開発チームが良いソフトウェアを書くだけで達成できることではありません。
多くの投資家の方に「面白い」「投資してみたい」と思ってもらうためには物件を取得するチームがより多様で魅力的な投資商品を揃えなければなりませんし、投資家のみなさんに安心してALTERNAを通じて投資していただくためにはコンプライアンスの遵守や物件運用チームによる正確かつ効率的な運用が欠かせません。
多種多様な職種のメンバーの目線を揃え、他のチームの動きや役割を理解することがこれらのチャレンジを乗り越えることに繋がり、MDM羅針盤はその基礎となっています。
まとめ
最後にMDMが目指していることを羅針盤から引用させてください。
LayerXではこの壮大な理念を共に実現する仲間を募集しています。この記事ではあまり詳しくMDM羅針盤に触れることができませんでしたが、MDM羅針盤の中身がもっと気になるという方はぜひカジュアル面談や採用選考に申し込んでいただけると幸いです!
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https://open.talentio.com/r/1/c/layerx/pages/68950
LayerX Fintech事業部の採用情報はこちら!(※MDMではプロダクト開発やシステム運用に関わるメンバーは基本的にLayerXからMDMに出向する形をとっています)
プロダクト開発以外の職種についてもMDM本体で募集しておりますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
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