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映画Perfect daysを観た感想

最近日常にモヤモヤしていて何かわからないけど辟易してしていた。

ある日、友人に誘われてパーフェクトデイズを観に行った。

目の前には忘れていた「日常」が画面いっぱいに広がって、じんわり涙ぐんで観てしまった。
銭湯にプカーっと浮いたり、風呂上がりに冷たいコーヒー牛乳飲んだり、友達とただしゃべったり、居酒屋でおつまみ出てくる瞬間とか、日向ぼっこしたり、ひとりで車運転しながら好きな音楽聴くとか、そんなことが結局一番”幸せ“だってこと。昔のなんてことない日常の記憶がブワーっと蘇って、その「なんてことない」ことが恋しくなって、胸が締め付けられた。
さすがヴィム・ヴェンダース、さすが役所広司。
映像も綺麗。主人公の夢の映像がすごい刺さった。描写がリアル。
日常のルーティンに色々波がある、仕事がうまくいかないとか、生活に波のような変化あるけれど、考えれば大きなことでもない。

家に帰って、大して稼働してない自分のホームページや迷惑メールやたら来るメルアドとか、いらないサブスクとか、そういうの全部解約整理した。

銭湯の桶の響く音とか、匂いとか。
お正月の空気とか、朝早く起きて寒い中ポストに年賀状取りに行く瞬間とか。
幸せいっぱいだったな。

またそんな感情を取り戻す!

ありがとうPerfect days!

ps:パリに役所広司が舞台挨拶に来てました。映画の話しを聞いてから観たので感動2倍。ほんとに良い映画だった。

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