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まだまだ大人。
KinKi Kidsのカナシミブルーを聴いている。
なぜなら星の王子さまミュージアムが閉園してしまうということを知ったからです。
2023年3月31日に閉園してしまうそうなのです。
箱根・星の王子さまミュージアム閉園のお知らせ pic.twitter.com/m72Sil23nA
— 星の王子さまミュージアム (@HoshiMuseumTBS) October 28, 2022
もうこうしちゃいられない。
いつ行こういつ行こうのソワソワと、ヤダヤダヤダの駄々で落ち着かず、noteを書くことにします。
こんなことでワタワタして、私はやっぱりどう転んでも大人です。
・・・・
こんなに動揺しといて、まだ一度しか訪れたことがない。
星の王子さまにハマったのは、2020年だったか、星の王子さまを題材にした映画「リトルプリンス」を観たからです。
王子さまの可愛さがもうとてつもなくとんでもなくて…。ぽつんとした出立ち…物事を詩的に語ってゆく様…もう大好きになりました。正直敬遠していたのです、星の王子さまのこと。その後、友人に借りて絵本を読みました。
あの日から可愛らしい王子さまの声がセリフが、バラの複雑さを秘めたワガママが、懐いたキツネの素振りが、耳の奥に棲みつきまして、いつでも会えるようになりました。幸せです。
それで熱を上げて、2021年にミュージアムに訪れた次第なのです。
ひょいとミュージアムに行けたのは、上京して4年のうちの「上京しててよかった!」な出来事の上位に食い込みます。
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太陽を浴びてせっせとここで活動している。
ミュージアムは素朴だった。
何か乗り物があるわけでもなく、派手な4D映像作品があるわけでもなく、ただただそこに星の王子さまの物語を親しむ雰囲気がある。
そんな感じでした。それで十分だと言うことを教えてくれます。
絵本を読んでいない夫はそれで少し退屈そうでもありました。普段写真を催促しない私が「撮って撮って」とお願いしたりして、忙しそうでしたが。
私はとにかく内側からジワーと何かが溢れてくるような感覚を何度も味わい……、鳥肌とも違う、どちらかというと尿意を感じる時のほうが近いような…、、、、、おそらくこれは感動なのですが、、、
そんな感じで、ずっと溢れてくる何かをどうにかこらえながら、何度も何度も私のバラを想い園内を回りました。
やだ、また行きたい。
おそらく園内で、何か展示が真新しく変わっている…とかそういったことはないはずですが、、、また行きたいのです。
(※OriHimeとのコラボイベントあるみたいですね!)
前回見れなかったイルミネーションはぜひ見る気満々ですが、なんというかあのミュージアムにいる時間中ずっとそばで王子さまがくすくす笑ってくれてる感じといいますか。一応心身共に健康な人間であります。
あそこにいると私の大人はすっぽり抜けてってしまえるんです。
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ひそひそ声でみんな話をしているよ。
花が咲くみたいな声で。
ハァ…どうしよう、私は大人だ。
今度は夫抜きでひとり旅でもしようかな、と思います。
お昼に黄色のヘビのパスタ食べて、デザートに地理学者の机の上を食べて…夕暮れ時に44回目の夕日のドリンク飲んで……
星の王子さまの世界観に、KinKi Kidsは合わないけれど、ほらKidsだしもうほんとカナシミブルーです。
いつだってどこだって星を見上げればまたこの場所に戻ってこれるのに何がそんなに悲しいんだい、と不思議に思うかもしれないけれど、不思議になってゆくことが大人になることなのかもね。
あーーー。
・・・・おしまい・・・・
おまけ。
そのミュージアムに行った時の感想的な、熱量の濃い、王子さまに会えたんだよって記事もよかったら読んでってくださいな。
あなたも王子さまに会えますように。