ZEN(禅)の精神から始めよう
現在最も使われているプログラミング言語PYTHON(パイソン)には、言語の文法規則に『禅』の精神を取り入れています。
import this と命令すると、何と画面上には、The Zen of python という文字から始まる、Python使い手心得・精神が現れます。
例えば、
Beautiful is better than ugly.
美しいほうがいい。
Explicit is better than implicit.
暗示より明示するほうがいい。
Sparse is better than dense.
密集よりは隙間があるほうがいい。
Readability counts.
読みやすいことは善である。
このあたりは、この言語使い手の性格や、コードの機能だけでなく、他のプログラマーが見ても、ストレス少なく読むことができるための、対人間での工夫が凝らされています。
Special cases aren't special enough to break the rules. 特殊であることはルールを破る理由にならない。
If the implementation is hard to explain, it's a bad idea.
コードの内容を説明するのが難しいのなら、それは悪い実装である。
If the implementation is easy to explain, it may be a good idea.
コードの内容を容易に説明できるのなら、おそらくそれはよい実装である。
このあたり、チームワークのルールのような記述。一人のプログラマーで全て完結することは難しい中、ソフトが機能すればどんな書きぶりでも良いということではなく、チームの他の人が引き継いでもストレス無く書き続けることができるための工夫とも言えるでしょう。
プログラム言語の、このルールは、新しい時代の組織ルールに参考になると思います。Zenの精神から考える組織、というテーマも一つ追求してみたいものです。
サポートをよろしくお願いいたします。