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理想と現実の"間"が見えていないと、やる気のエンジンが噛み合わない

事業を始める前の私は、正直、ビッグマウスでした。

「何だってできる!やれる!やるしかない」
「宇宙いきたい。宇宙で独立国を作りたい!」
「どこでもドアを作りたい!移動手段に革命起こしたい!」

思い返すと30代初めの男性がシラフで語っていると思えないレベルです。酔っ払っていて欲しいものですが、シラフで行ってました^^;

しかし、今は↑こんな言葉発することはできません。書いてるだけで少し震えるくらいです。「自分の現状」と「語る理想」のギャップが大きすぎて、テンションが下がります。多分、あの頃は、それこそ、"井の中の蛙"だったのだと思います。収入も人間関係も安定しており、ある程度周りからも評価されていた。精神面が安定していて、もっと高く評価されるためにビッグマウスになっていました。しかし"蛙は大海を知りませんでした"。

今、実際に事業を立ち上げようとして奮闘し、一人でできることは本当に小さいことを実感します。できることは、かなり限られます。時間もお金もなく、クオリティもスピードも上がらない。やろうと思ったことを全部自分でやるとなると、残資金が持ちません。しかし、自分が事業のエンジンです。"自分が動かなければ世の中に起きない「何か」"を起こすためには止まるわけにはいきません。

今でも、熱いベンチャー起業家や活動家、歴史上の偉人の話を聞いたり、記事を読んだりすると、あの(ビッグマウスを言っていた)頃のテンションが蘇ります。「俺はできる。俺がやるんだ。」この気持ちを確認するとエンジンの回転速度が少し上がるのですが、一つ一つ行動を起こすときは臆病になったり、クオリティを気にせず見切り発進になったりしてしまいます。エンジンの回転が行動に噛み合わないのです...。どうしてなのか。

おそらく、「現実」を「理想」に近づける具体的なプロセスが見えていないと、エンジンが空回りするのだと思います。

では、現実を理想に近づけるためにはどうするべきか。現段階で自分が答えだと思っているのは、自ら経験し練習すること、これがエンジンの回転を行動に伝える手段であると考えます。

- 顧客の課題を知りたければ、顧客と同じ経験をしに行く。
- 仲間の力を借りたければ、仲間を口説けるだけのビジョンを語る経験を積む。

当たり前の話ですし、薄っぺらい結論かもしれませんが、これが自分の答えです。字面ではなく実体験から導き出した答えなので、自分の中では、同じ言葉でも以前と重みが違います。

noteの記事が全体的に哲学っぽくなってしまうのは、自分の癖で恐縮です。

もっと、価値ある情報を投稿できるようにしたいのですが、本日はこのような内容で締めさせて頂きます。

[小咄]
先日、ヒアリングした顧客ターゲット候補から「キミは本当に薄っぺらいね。全部が大学生のレポートみたいだ。本当に独立して仕事できてるの?」と言われました。その方は口は悪いのですが、こちらの話は真剣に聞いて下さり、大事なことをオブラートに包まずにはっきり言う人だったので、どう言う意味なのかを知らなくてはならないと感じました。当日のヒアリングの内容や、彼が話した言動を振り返りながら、"薄っぺらさ"や"大学生のレポート"を克服するにはどうしたら良いのかを考えました。このときの結論として自分が納得できたのは『一度もやったことないのに「これはこうしたら良いよ」とか「これってどうせこうだろ?」とか「こーゆーもんなんですよ」と決めつけるやつ』と同じだということを伝えたかったのだなという解釈です。自分はフリーランスのアーティストの力になりたいと考えていますが、フリーランスのアーティストとして活動したことはありません。これを自ら経験しなくては、フリーランスアーティストのためになるサービスは作れないと言われたような気がしました。彼の発言が絶対的に正しい訳ではないです。しかしとても大事なことだと思っています。

最後まで読んで頂いてありがとうございました!

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