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「読まれる文章」と、私の屈折

いろんな人に読んでもらいたい気持ちと、いろんな人に読まれるのに抵抗がある気持ちがちょうど半々の記事なので、明日(8/29)の朝メンバーシップ限定に切替予定です。

→予定通り有料記事に切り替えました。予想外に多くの反応やコメントをいただき大変感謝しております…!
ありがとうございます。

最近読んだ漫画が面白かったので、興奮覚めやらないままgoogle検索窓に「○○(タイトル) 感想」と打ち込んだら、検索結果の上位が「○○ネタバレ考察! X話ラストシーンの意味は!?」みたいなやつに占拠されててガン萎えしている。

ガン萎えにつき各所への配慮が行き届かなくなっております。
その勢いでこういうことを書いてしまうのだけれど、いつごろからかインターネットに安易にはびこりまくっている「読まれる文章」のノウハウ、あまりに人をナメすぎてない?

わかりやすく平易な言葉遣いで書きましょう、目安は小学5年生が理解できるくらいです、長い文章は最後まで読んでもらいにくいので文字数はぎゅっと絞りましょう、一文が長いと文意を取りにくくなるので短く簡潔に、タイトルはインパクト勝負、意味深で詩的なものは避けて、数字を効果的に使うと吉、それも5とか10よりあえて半端な数字の方が目を惹きやすく云々。

いや、わかるよ。
星ほどの数のコンテンツを分析して、検索エンジンのアルゴリズムも研究して、そうして得た叡智の結晶たる知見を基にしたノウハウなんでしょう。
検索上位に上がる、目を惹いてクリックさせる、離脱させない、読者に寄り添った文章のコツを、誰にでも再現可能な範囲でお届けしようと思ったら、そういうテクニックに行きつくんでしょう。

あまり読者をナメないでほしい。

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