【LEGO】空間認知能力向上訓練 その1
以前の記事で書いたように、私は空間認知能力がえげつないほど低い。
そのことに気が付いてしまってからはいちいち気になるようになった。
どうやら私の不器用さは手先の使い方だけではなく、空間認知能力の低さからきているものが多いようだ。
今まで放置してきたツケだ、と身をもって知る。
だが、今気が付いてよかった。もう20代は終えてしまったが、まだ時間はある。
子供のころから逃げ続けていたことから真っ向から向き合っていこうと思う。
ただ、楽しいと思えないことをやり続けることはしんどい。
そのため、少しでも楽しめて、かつ空間認知能力を鍛えられることに挑戦しようと思った。
今までできなかったことは何だったっけ、と頭を悩ませた。
思い出した。LEGOだ。
さっそく調べてみた。
とあった。ほう。プログラミング学習やAI、ソフトウェア等のエンジニアリング分野など私の脳みそには1ミリも刻まれていない。
これはチャンス!!!
さっそく梅田にあるレゴストア(Store Details - レゴ®ストア 梅田店 (lego.com))に行ってみた。
ネットでも買えるが、初めて作るものは実際に選んでみたい…という乙女心からである。(乙女心なのか?)
レゴストアは9割が外国人だった。
外国人の子供たちがこれでもないあれでもないとママにレゴをおねだりする中、31歳女性(私)もあれやこれやと品定めをしていた。
いきなり超大作を作るのはハードルが高いと思ったので、小さめのもので探した。対象年齢は7歳以上を目安にした。
あとは好みの問題である。
ディズニーやハリーポッターなどのコラボもあったが、何となく除外した。最大限のレゴっぽさがあるものがよかった。
あとは、私は意外と車が好きなことに気が付いた。
なんかこう、タイヤがついていて、それが回って動くのが何か、かっこいい。
船や飛行機、電車もあったがやっぱり惹かれるのは車だった。ただ車種に詳しいわけではないので、「なんかかっこいい」という感覚的なものだった。
選び方くらい、論理的でなくてもいいだろう。
車に絞って選ぶことにした。
実際に動くものがかっこいいな、と思ったがかなりパーツ数が多かったので諦めた。
車のコーナーでうんうん唸っているうちに、働く車ってかっこいいな!と思い始めた。
例えば、ブルドーザー。ただ走るだけではなく、パーツが上下に動く。あーなんかいいな!と思った。
ブルドーザーが第一候補になった。
隣ではパパと男の子が車のレゴを選んでいる。
いいぞいいぞ、子供のうちに空間認知能力を磨いておくんだ。ただひたすらに組み立てるんだ。
間違ってもいい。時間がかかってもいい。夢中になってレゴを組み立ててくれ。
と、自分が子供時代に経験しなかったことを経験できることがすごくうらやましく思えた。
当時の自分はレゴに全く興味がなかったし、積み木遊びをした覚えもあまりない。
興味がないからしなかった…ただこれだけのことで、大人になってこんなに困るとは思っていなかった。
だからこそ、子供にはしっかり触れてほしい。
と、声に出すとただのお気持ち表明をする危ないおばさんになってしまうので、心の中でつぶやいておいた。
さて、第一候補は決まったものの、もう少しはたらく車を見ていた。
レゴなんて見る機会があまりないから、色々な種類に触れることにちょっと楽しくなってきていた。
するとスキー場の除雪車があった。
キャタピラが付いたゴム製タイヤが目についた。
色も好みだったし、「スキー場の除雪車」という名前も気に入った。
よし、これにしよう。
きっと私ぐらいの年齢の人は子供のためにレゴを買うのだろう。
だが、私は自分のために買う。子供のころできなかったことの埋め合わせをするように。
購入したから終わりではない。始まりだ。入学式でよく聞いた言葉である。
私は今日から生まれて初めて一人でレゴを組み立てる。
どうなることやら。
頑張ってみようと思う。
続く
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