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10年ひと昔で変わってきたネットラジオへの心持ち ーJAPAN PODCAST AWARDSの発表を眺めながらー

JAPAN PODCAST AWARDS 2020「大賞」「ベスト パーソナリティ賞」「ベスト エンタメ賞」「ベスト ナレッジ賞」4部門のノミネート作品を発表いたしました。
バラエティ豊かな各作品をぜひお聴きください!
#ポッドキャストアワード
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(ーJAPAN PODCAST AWARDS(@PodcastAwardsJP)のツイートより引用)

ノミネート作品が発表されましたね。
2019年度に比べて、地上波色が強いなと言う印象を抱いています。
もちろん、アマチュアの方の作品もノミネートされていて、喜びの声、肩を落とされた方の声等、色々な方の声を聴いてますと言うか、Tweetを眺めています。

地上波のラジオの方が面白いんだよなあ。と常々言っている私もPodcastを作っている端くれなのですが、如何せん真面目には作っちゃいない不良配信者なので、地上波のラジオに勝とうと言う気は更々ありません。だってアマチュアがワンマンで作ってるのだもの。そりゃ、プロが何人も寄り集まってプロデュースからオンエアまで作り上げているものには敵わないです。初めからポツダム宣言受諾の構えです。笑

どうせなら地上波よりも良いものを!地上波で流れていても遜色無いものを!私たちは高い志を持って作ろうじゃないか!と言う考え方の人もたくさんいらっしゃるの中で、やる気の無い私。
私もネットでラジオを初めて1、2年くらいの時は、多くの皆さんと似たようなことを言って、結構息巻いてました。

それから10年近く、毎週番組を作っていく中で、段々と違う角度と言うか、見え方が変わってきたと言うか、地上波と比べるものでも無いんだなと思うようになってきたんですね。

ネット発のものだからこそ、アマチュアがワンマンで、どこまで地上波で出来ないような表現を追求出来るのか。

そこに可能性と言うか、楽しみを見出だしたいなと思って、ネットラジオを作るようになりました。

目に見えない音声だからこそ、個々人の個性が発現されたネットのラジオの中身を見て欲しい。そしてそれは決して目に見えるもの、絶対値、数や賞によって本来の価値が定まるものではないのだと。

良いものを作っているクリエイターはたくさんいる。皆さん、各自の色を存分に引き出しながら思い思いに内容を作り上げている。だからこそ、良いクリエイターを失うような世界観じゃいけない。ビジュアルで挑む世界線ではないからこそ、きちんと中身を聴いて表現を楽しむ、そんな文化が育まれて欲しいなと。そんなことを思いながら、素人がやれる範囲で音声コンテンツと呼ばれはじめてしまったネットラジオと向き合っています。

あれこれと、音声コンテンツについてのマーケティングがどうのとか、ついつい口を挟みたくなるのは、そんな気持ちもあるからなのかもしれませんね。

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