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キミらは何を作ってるんだ?

長いことネットの海をさまよっていると、時たま

コンテンツ作りがしたいのか?
コミュニティ作りがしたいのか?

よく分からない人々と遭遇します。

おそらくその手の人々と私のような人間は、ネットラジオやネットコンテンツに対する価値観が大幅に違うので、大体仲良くなった試しがありません。それは自信を持って言えます。ハイ。纏ってる臭いが違う。私に言わせればヴィレ○ァンの香水売り場の臭いがする。そもそも私はヴィレヴ○ァン(あ、モザイクはみ出ちゃった)の香水売り場に30秒もいられません。そう言う人間です。
(そもそも自分から関わらないのでクラスの端っこから住む世界の違う陽気なパーリーピーポーを遠目で見てる感じですけど。そう言う人は私のnote読まないだろうからこのジョークを笑える人がこの文章を読んでくれていることを今日も願いましょう。笑)

コンテンツ作りにはコミュニティ作りが前提とか思ってる人がいますけど、果たして本当にそうなのでしょうか。狭い村の中での村作りは多少は有効に機能するでしょうが、長期的にコンテンツ作りを継続していく上で果たして有効なのかと言われれば必ずしもそうじゃないと私は思います。簡単に仲良くなれる反面簡単に離れられてしまうし。

クリエイターの中には人口の少ないネットラジオは特にその傾向がある、とか思っている人も何人か居て私はとても残念な気持ちと言うか。正直に言うならば、ネットラジオが何たるか分かったような気になって語ってるんだなぁ…と言う印象を受けています。

何か前提を履き違えてる人ほどインテリジェントに物を語ったりする傾向がある(分類分けしたり、数値の不明な統計取ってみたり、横文字使ってみたり…あー言い出したらキリがないわ。笑)ので、自分の心の中では「知ったようにネットラジオを語るなよ、若造。」くらいの反骨心は常に持ってるつもりですけど、こちらから触って得が1つもないので、常に隠し味入れるくらい自重している気難しいラーメン屋のオヤジが何を隠そうと言うか何も隠さず私です。

(色々な考え方があって良いと思うので特に否定はしませんが、それをその人の流儀のまま接されたら、私は隠さず調理するようにしています。ネットラジオのことで何か言うならそのつもりで、くらいの気持ちを胸に。
私の中のネットラジオライフはそれだけ長い時間をかけた濃いものになってるから生半可に接してくれるなよと言う。……大丈夫、今貴方がこの文章を読んだ印象ほど実際の私は怖くないですよ。たぶん。笑)

私の中のラジオ作りをラーメンで例えるならば、うちはうちの店なりの味のラーメンを出すことだけ考えて作っている、が1つの「こだわり」なのです。

手を変え品を変え、何か人の目を引くようなことをやり続けるのは確かに印象的ではある。昨今人気のある「消費されるだけのコンテンツ」を作る上では話題性抜群です。一時であれ、他人に見てもらえますから。
ですが、それを継続するには相当の覚悟と実力が必要です。ラジオのように何気ない生活の中で、大体が何かしらの作業をしながら日常的に聴かれるコンテンツ、しかもネットラジオの多くは素人が作る身近なコンテンツです。似たように思われたメディアにかつての(ちょっと前の)YouTubeがありますが、今やYouTubeはフィールドの違う1つの専門的な職域であり、状況は日々刻々と進化しています。トレンドが入れ替わるサイクルも速い。だから、YouTuberの多くがやっている手法をそのままそっくりネットラジオに流用出来るほど単純なものではなくなってると言えるでしょう。

だからこそ、自分のコンテンツの中に無理なく自分なりの味を出す。消費されるだけではなく、自分しか出せない味を求めて、いつでも受け手が戻ってこれるような安心感のあるコンテンツを提供する。

コミュニティ作りよりも、それがより一層大切になってくる時代なのではないでしょうか。

別に仲良くなった客だけに食わせるラーメン作ってる訳じゃないし、集客、それに伴う利回りが前提じゃない。大体、客が前提だと店は潰れる(客のクレームやら、常連客や新規客の人間関係のいざこざが起こるやら何やら)と言うのが。私の中での8年の経験則。(まぁ、私ラーメン屋じゃないけど。)

でもね。地味に長年ラーメン作ってると、「おやっさん、今日はスープの取り方変えましたか?ちょっとしょっぱいっすね」とかお客さんからたまに声かけられるんですよ。そこで自然なコミュニケーションが生まれる。

(もちろん、うちの店に来た人には普通に大歓迎接客しますよ、私はただの頑固オヤジじゃないですから。だからいつでも番組へのリアクション大歓迎です。大体、頑固オヤジの店ってのも言うほど旨くもないからね。接客気持ちよくないし。笑)

だから、方法論を学んで、明確で綿密なビジネスモデルを立てて、意図的に集客を図るとかそういうことじゃなく、自分なりの味のラーメン作って、ラーメンを作る過程や、ラーメン食べてもらった時に自然に生まれるコミュニケーションを自分も楽しむ。もちろん、マナー良く接客もする。そういう姿勢が大切なんじゃないのかと。

まあ、何となくラーメンに例えて話してしまいましたが…。

コミュニティ作りの過程で勃発する人間関係のゴタゴタだの、やりたいことが迷走して気持ちがいっぱいいっぱいになって本来やってたことが滞るだの、ネットの海でクリエイターからよく耳にするような話はコミュニティを作っているからこそ起こるんじゃないのか…?

そんな本末転倒なことをやってて楽しいのだろうか?(案外、本人だけ楽しんでたりするんだよなぁ…ってまたまた心の声が漏れましたが。笑)

この8年くらい、そんな人々に接して、そんな光景を目の当たりにした私は、自分なりのこだわりを持って好きなもん作ることを純粋に考えれば良いんじゃないのかななんて思いながら、日々、己の持ち場でやっておりますって言う。今日はそう言うハナシ。

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