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書き散らかし

人と会話をしないで、一人の空間に長くいると、だいぶ心がやれらる。一人が好きという人は、一人の時に何かやることがあるから無事で入れるだけで、特に意味もなく一人でいる事が好きな人はいないだろう。私だって、日向ぼっこをする時は一人でも辛くはない。ただ一人車の中で、五時間も用事を待つと、流石にこたえる。

お友達でもいれば違ったのだろう。でも、急に呼んで迷惑ではないか、そもそも暇な人がいるかなんて分からない。LINEを送ってから、返信が届くまで、心が耐えてくれるとは思えない。待つ時間が苦手だ。

文字だけの会話が苦手だ。私の言葉の意味が伝わっているか。私の感情は伝わっているか。逆に私が受け取ったあなたの感情は間違っていないか。あなたはどんな表情で、この文章をうっているのか。

小説を読み、登場人物の見た目や表情を想像する。それも醍醐味の一つだろう。同じように、私はLINEをうつあなたの姿を捏造する。フィクションか、ノンフィクションか。この文字の奥に、本物の人がいるからこそ、この想像力が仇となる。

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