見出し画像

書き散らかし

緊張。また言われた。反論するか悩んだが、やめた。この話が長くなりそうだから。理解を得れない時が一番悲しい。惨めに感じる。相手は悪くないのに、自分が相手を悪者に仕立てあげている。その事が嫌で、また惨めに感じる。

マイナスなことばかり文字にしてしまう癖が付いている。よくないなあ。綺麗で清潔でクリーンな文章も書いてみたい。絵に書いたような友情とか、溺れるほどの恋愛とか、なにかの大会の優勝経験とか、書いてみたい。とりあえず今はそんなこと書けないので、書けることから書いていく。この現状と心境を文字に起こす。ついでに想像や妄想も文字に起こす。

目上の人と一体一で話すことに慣れない。いつになっても慣れない。その場に向かうまでとてつもなく緊張するし、体全体が冷たくなる。特に指先の冷え方は異常で、このまま死ねるのでは?と思うほど。まあ実際には死ぬ訳もなく、辿り着いてしまうのだが。厳しい人ではない。優しい人だ。でも怖い。挨拶ができるかが不安だ。しっかりした受け答えができるか不安だ。深呼吸してノックを二回。次の言葉は失礼します。

失礼しますといいお辞儀をする。ドアが閉まるまで、ドアノブから手が離れなかった。ガチャン、という音をしっかり聞く。ふぅーーーーーと息を吐く。無事に終わった事を体に知らせる。エレベーターへまでの足元は軽い。というか体全体が軽い。スマホで時間を確認すると、思っていたよりも長く話していたらしい。

多少準備はしていたけど、その場の閃きに任せた。まあ準備をサボっただけなんだけど。結果的に、悪くなかったと思う。しっかり考えて、思いついて、それを言葉に出来たと思う。

最後に質問や聞きたいこと、何か不安はありますか?これが苦手だ。無い訳では無いと思う。空や天井を見て考える。目線を足元に移す。時には目をつぶって考える。でも、大した事は思いつかない。これでいいのか?

駐車場で大爆走。クラクションを小刻みに鳴らす。何をしているのだろうか。彼らにも人生があるなんて、あまり考えたくない。正当化されそうだ。そしてそれに納得してしまいそうで、なんか悔しい。ちくしょー。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?