書き散らかし
インスタで弾き語りを聞いていると#17歳 というタグを見かけた。同じように#高校生 とか#高3とかも一緒についてる。そのハッシュタグは、どのような武器になるのか。
自分も#大学生 をいつも付けている。やっぱり、若いってだけで検索に引っかかるのは強い。
大人は皆、子供の頃を経験している。その思い出が良いものか、悪いものかは分からないが、かけがえのないものではあるのだろう。戻りたくても、やり直したくても、それは叶わない。
だからこそ、戻りたい今を生きている人を探す。自分の戻りたい時間を生きている誰かの声を聞き、思いを知りたがる。「自分もそうだった」「自分もやってみたかった」など、古い記憶と、古い感情を掘り起こして共感する。それに何の意味も無いと知りながら、ノスタルジックな気持ちを噛み締める。
思い出は尊いものである。誰よりも理解していると思い込んでいる過去の自分を、客観的に見る。当時の感情を、今の自分が気持ちいいように改変しながら思い起こす。記憶と思い出は別物だ。
なぜ過去の記憶を改変してしまうのか。それは幸せな自分を思い出したいから、では無いだろうか。本当に幸せだったかは別にどうでもよく、幸せだった過去を思い出して、今いい気分になりたいのだ。人間が持つ過去を思い出せる機能の有効的な使い方だと思う。今の自分は過去の自分により成り立つ。
私は大人が羨む子供の時期を生きている。この時期を有意義に使うべきだろう。若さを武器にできない日は遠くないのだから。多くの人がやり直したいと思うのだから。若いと言うだけで、多くの人の目線を浴びれるのだから。
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