カロリーだけに気をつかうのではなく、どんな栄養素が含まれているのか食べ物の質を重視しましょう。
カロリーだけに気をつかうのではなく、どんな栄養素が含まれているのか食べ物の質を重視しましょう。
ビタミンやミネラルは不足している
スナック菓子やインスタント食品、コンビニ弁当や惣菜と飽食時代といわれて久しいように、現代人の食生活はバラエティに富み便利な反面、ついカロリーを摂りすぎる傾向があるようです。
しかも、最近では、コンビニ弁当にまでカロリーが表示してあります。
それだけ、健康に気を使っているのでしょうか。
ところが、カロリーは気にするのに、他にどんな栄養素が摂取できるのか、ビタミンやミネラルはどれぐらい含まれているのか、あまり気にする人はいません。
私は、カロリーだけを気にするよりどんな栄養素がどれぐらい含まれているのか、質のほうにももう少し関心を持ってくれたらと少し残念です。
というのも、現代食の特徴は、「カロリーは過剰気味なのに、ビタミンやミネラルは不足しているアンバランスな状態」にあるからです。
とくにビタミンB群やCなどの水溶性ビタミンは水に溶け出しやすく、たとえば市販の生野菜サラダのように洗浄し切ってある状態では、それだけでかなりの割合でビタミンは溶け出しており、実際に私たちが摂取できる量はかなり少ないのです。
酵素の働きを助ける副栄養素
ビタミンやミネラルは、代謝を促進する酵素の働きを助ける補酵素。
つまり、ビタミンやミネラルが不足すると、酵素の働きも低下し、三大栄養素を材料としてからだの組織やエネルギーをつくる代謝がうまくいかなくなります。
その結果、余ったカロリーが体内に脂肪として蓄えられ、太るということになります。
これを解消するには、三大栄養素で摂りすぎているカロリーを抑える一方で、ビタミンやミネラルといった副栄養素の摂取を増やす必要があります。
しかし、食事の量を減らすと、カロリーとともに肝心の副栄養素もダウンしてしまいがち。
これではアンバランスな状態は解消されません。
サプリメントが必要な理由
三大栄養素も単に減らせばいいというわけではなく、とくにたんぱく質や脂肪は質が問題になります。
じつは、食事の工夫だけでは質と量両方のアンバランスな状態を解決することは難しく、そこで私が最終的にたどり着いたのが、「不足する栄養素のみを補給するためにつくられた食品」=サプリメントです。
中高年になると、若いころとは違って脂っこい食事が苦手という人もいます。
そうした人は、心に必要な栄養素、コレステロールやアラキドン酸が不足することが考えられます。
心とからだの健康のためにも、不足しがちな栄養をサプリメントで補給することは非常に有効です。
同時に、カロリー過多の栄養失調も解決することができ、一石二鳥の効果が期待できるのです。
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