【詩】長い間
嫌だとはっきり言いました
やめてとはっきり言いました
何度も何度も言いました
私の意思表示は無視されました
私の言葉は無視されました
私の抵抗は無視されました
私の怒りは無視されました
私の悔しさは無視されました
私の人格は無視されました
何度も何度も言いました
理解されませんでした
私の言葉も感情も顧みられませんでした
何度も失望させられました
心が冷え切ってしまいました
それでも怒りは燃え続けました
悪気はないと言われました
かわいいからだと言われました
愛していると言われました
愛というのは
相手の幸せのために尽くすことだと思っていましたが
どうやら違っていたようです
愛というのは
相手の言葉も感情も意に介さず、平穏をおびやかしてでも
自分がしたいようにすることだったのですね
愛というのは
相手が嫌がることは絶対にせぬことだと思っていましたが
どうやら違っていたようです
愛というのは
愛を免罪符に、「悪気はない」を免罪符に
何をしても許されることだったのですね
人は、優しい人ねと言います
人は、愛されてるのねと言います
人は、恵まれてるのねと言います
ここは密室なので 他人に本当のことなど
分かるはずもないのにです
見えるはずもないのにです
私の言葉は無視されてきました
私の怒りは無視されてきました
私の人格は無視されてきました
わたしのことばはむしされてきました
わたしのいかりはむしされてきました
わたしのじんかくはむしされてきました
わたしのことばはむしされてきましたわたしのいかりはむしされてきましたわたしのじんかくはむしされてきましたわたしのことばはむしされてきましたわたしのいかりはむしされてきましたわたしのじんかくはむしされてきましたわたしのことばはむしされてきましたわたしのいかりはむしされてきましたわたしのじんかくはむしされてきましたわたしのことばはむしされてきましたわたしのいかりはむしされてきましたわたしのじんかくはむしされて