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儲かりそうなビジネスが儲からない理由

1.そもそも儲かりそうなビジネスとは

儲かりそうなビジネスとは?

我々の社会生活の中には、様々な仕事があるがそれらはだいたい、賃金や年収などで儲かるビジネスと儲からないビジネスに単純にわかれているように感じることだろう。そもそもこの、儲かりそうなビジネスとは何だろうか?、銀行員、経営者、不動産屋、政治家、公務員、トレーダー、YouTuber、芸術家、コンサルティングアドバイサー、弁護士、司法書士、探偵、ネットワークビジネス、商材販売、など、様々な儲かりそうなビジネスがあるが、我々のような底辺ができるようなビジネスは限られてくる。

儲かりそうなビジネス

例えば、農林中金職員や銀行員に関しては、新卒とコネしか入れないし、不動産屋などの経営者は自己資産や自己資金が必要、政治家に関してはコネと地盤とカネが必要である。また個人で始められるビジネスとして、トレーダー、YouTuber、芸術家など、賃金というか報酬単価の高い人たちが大勢いることも事実である。つぎに、公務員、コンサルティングアドバイサー、弁護士、司法書士、探偵、ネットワークビジネス、商材販売、などは、どうだろうか?こちらに関しては人脈と専門スキルが必要になるのと同時に社会集団の中でも、とくに知能が必要なビジネスとなる。

儲かりそうにないビジネス

これに対し、儲かりそうにないビジネスあるいは、儲からないビジネスにはどのようなものがあるだろうか?儲からない儲かりそうにないビジネスでいうと、たとえば、会社員、工事現場の作業員、建設業作業員、工場職員、など第二次産業を中心とした部分が、一例として挙げられる。また、パート、アルバイト、非正規雇用職員などもあんまり儲からない職業としては有名だろう。マンゴー製作所などの農家に至っては、儲かりそうにないビジネスであることは現場に携わる者として言えることである。

賃金中心的発想

以上は私が見たところによる、一般的に見た賃金が多いか少ないかで判断する従来の発想である。これを元に、儲かりそうなビジネスを教えてくださいと言う大学生とかを見たことはないだろうか?そういうのを見たとき、私個人としては、「お前大学生なんだから大学で身に着けた自分の知識とスキルを活用してビジネスすればいいだろ?」とか「儲かりそうなビジネスはみんながやるから儲からないビジネスなんだよ」と思う次第である。

だが、近年の大学は、就職予備校へと変貌しており、専門性を身に着けるのではなく、就職のための肩書を身に着けるための場なのである。医学部や理工学部ならともかくそれ以外大学は就職のために本当に必要なのだろうか?ちなみに、マンゴー製作所も大卒だが、大学卒業という肩書で人生を勝負したことはほとんどない。

私に関しては、自分自身の知恵や知能または創造力を使って、あるいはインターネットで無償で提供されているあらゆる知識やコンテンツを活用して収入を得る方法を常に考えているわけであるが、元々なんの才能もコネもない人間なので、あらゆるものを吸収するということが、私の才能の一つではないかと考えている。

しかし、近年はネットが発達し、流出入する情報に偏向やダミーが多く加ることになったのは、記事スクラップ研究所を読んでいればお判りと思うが、本当に重要なものあるいは、情報を判別することはかなり難しくなっており、受け取る情報に時間やカネを掛ける必要が出てきたのが昨今の流れだ。

以前は、ウソが多く出回っていたネットだが、これに関しては、10年以上前に2ちゃんねるの元管理人が、このような発言をしている。「嘘をウソだと見抜けない人は(ネットを使う事は)難しい」これは、まさしく何でも吸収するタイプの人間へのアドバイスであると私は捉えている。なので、SNSネットワークがこれだけ増大した世界において、情報を入手するという行為は、常に何でも取り入れるのではなく、自分の頭で考えて判断し必要性や必然性の高い情報というモノを取り入れなければならないという事なのだ。

2.賃金が高いか低いかでビジネス参入を単純判断

では、賃金が高いか安いか、あるいは自分がやりたいかやりたくないか、どちらでも構わないが、そのような判断基準でビジネスを選ぶとどのようなものになるのかを見ていくことにする。

賃金と需給をXマトリックス図で解説

マトリックス図とは、上下左右に数値や要素を記述して図にまとめたものである。たとえば今回の場合だが、賃金を上下に需要と供給振れ幅を左右にとらえたとする。そうすると、儲かるビジネス、儲かりそうなビジネス、儲からないビジネス、儲かりそうにないビジネスの4つのパターンに区分けすることができる。Xマトリックス図では、この上下の振れ幅が上方に大きいビジネスほど儲かるビジネスで、下方に振れ幅が大きいビジネスは儲からないビジネスである。また次のスライド1では、ビジネスという単語は長いので、図では仕事という文字を使うことにするのでご了承いただきたい。

スライド1

儲かりそうな仕事が儲からない理由

賃金と需給の関係

縦軸:賃金の振れ幅で見た場合
・賃金が高い=儲かる仕事、儲かりそうな仕事
・賃金が安い=儲らない仕事、儲かりそうにない仕事
横軸:ある仕事に対しての人数で見た場合
・人が多い=儲かりそうな仕事、儲からない仕事
・人が少ない=儲かる仕事、儲かりそうにない仕事

このパターンが、基本的に大衆の脳内に植え付けられている儲かるビジネスと儲からないビジネスの典型的なパターンである。賃金ベースで見たときに高収入の職業、仕事、ビジネスが儲かる仕事あるいは、儲かりそうな仕事であり、低収入の職業、仕事、ビジネスに関しては、儲からない仕事あるいは、儲かりそうにない仕事というわけだ。まず、このパターンが理解できない人は、本書を閉じていただいて勉強していただきたい。

3.賃金に基づいた具体例

ここで、賃金に基づいた具体例を挙げることにする。具体例といってもすべて上げるわけにはいかないので、1項で挙げたビジネスを使うことにする。

縦軸:賃金の振れ幅で見た場合
・賃金が高い
儲かる仕事:農林中金職員、銀行員、政治家、公務員、弁護士、医者
儲かりそうな仕事:不動産屋、経営者、トレーダー、YouTuber、芸術家、コンサルティング、司法書士、探偵、ネットワークビジネス、商材販売、漫画家、アフィリエイト
・賃金が安い
儲らない仕事:会社員、工事現場の作業員、建設業作業員、工場職員、パート、アルバイト、非正規雇用職員、アルバイト、ニート、年金受給者
儲かりそうにない仕事:農家、個人事業主、漁師、猟師、畜産業、イラストレーター

次にある仕事に対しての人数で見た場合をまとめると以下のようになる。

横軸:ある仕事に対しての人数で見た場合
・人が多い(飽和状態のビジネス)
儲かりそうな仕事:農林中金職員、銀行員、公務員、トレーダー、YouTuber、芸術家、コンサルティング、司法書士、探偵、ネットワークビジネス、商材販売、漫画家
儲からない仕事:会社員、工事現場の作業員、建設業作業員、工場職員、パート、アルバイト、非正規雇用職員、アフィリエイト、フリーター、ニート、年金受給者
・人が少ない(過疎状態のビジネス)
儲かる仕事:政治家、弁護士、不動産屋、経営者、医者
儲かりそうにない仕事:農家、個人事業主、漁師、猟師、畜産業、イラストレーター

これを見たらわかる通り、単純に賃金ベースで考えた場合とその職業につけるかどうかの人数の範囲で見たとき、人が多く儲かりそうな仕事が大半である。逆に、儲からない仕事、儲かりそうにない仕事については、固定的でありほぼ変動しないのがおわかりいただけるだろうか?

つまり、賃金ではなくそのビジネスのポジションとなる席が多いか少ないかで判断したとき、参入する人が多いビジネスほど競争を強いられるので、結果的に儲からない「儲かりそうなビジネスはみんながやるから儲からないビジネス」になるという事である。

そして参入する人が少ない仕事、産業、ビジネスは、専門性や独自のスキルが必要になるので、実はほかの人やAIで替えが効かない商業である。それについては儲かるビジネスになりえるというのが本書の論ずるところである。

4.実は横倒しコストのラインが基準

先ほど、上げた図は、大衆の脳内に刷り込まれた、儲かるビジネスあるいは儲からないビジネスの構図であると指摘した。それはなぜかというと、賃金ベースで見たときと、人数をベースにしてみたときでは、儲かるビジネスと儲かりそうなビジネスでは、その両方の判断基準となる職業、仕事、ビジネスに乖離が生じることになる。

そこで、マンゴー製作所が着目したのが、賃金ベースにこだわらないXマトリックス図の作成である。賃金ベースで見たとき、何が儲かって競争相手が少ないかを一目で見ることは困難であった。そこで、スライド2では、賃金ではなくコストをベースに人財に着目した図を作成した。

スライド2

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