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【Yaelokre】歌詞の和訳と世界観の解説まとめ(11/02更新)

最近「Harpy Hare」の曲を中心に今海外で爆発的に流行っているアーティストYaelokreについて、訳している人があまりいないので自分用メモも兼ねて記録。随時更新予定。
※11/02 デモ版追加


Yaelokre (ヤエロクレ)とは?

フィリピン出身アイスランド在住のシンガーソングライター/アーティストKeath Ósk(キース・オスク)による、弾き語りプロジェクト。
メルヘンな世界観溢れるフォークソング系。

Meadowlark(メドウラーク)という世界に住む主人公らと思われる、お面を被る4人の子ども達が物語を語り歌うという設定で曲が作られている。
※プロジェクトは進行中のため、設定は途中で変更する可能性があります。


~世界観設定~

◆Meadowlark(メドウラーク)

ラークのメンバーである4人の子ども達が住む世界。
彼の者達に性別はない。

◆The Lark(ラーク)

ハーカーズ達を誤解している人々に正しい物語を語り継ぎたいという純粋な崇拝の念から結成された、4人の吟遊詩人のバンド。
衣装はハーカーズを模して舞台で歌い演じる。

~The Larkのメンバー~

🫎Perrine→Peregrine August(ペレグリン・オーガスト)

ヘラジカのお面を被る子

メンバーの中では1番年上。
生真面目な性格で常に用意周到。
他の子どもと上手く馴染めず大人を嫌っているため、よく森の生き物達と過ごしていた。
好物はピーナツとレーズン。

ペリーヌの目は左右で栗色とオリーブ色と異なっていて、比べても見分けがつかないほど。
成長のために橋を歩く、分かれ道として生み出したキャラクターだ。
その小さな体で敵意に駆られ、恐怖から来るものだと認められなかった。
どちらにもなれるか否かを知る前、選択を迫られた時の私の苦しみだった。

作者によるキャラクター説明

🐇Cole Seymour(コール・シーモア)

ノウサギのお面を被る子

メンバーの中では2番目に年上。
舞台に立たない時は臆病である。
優しい性格でいつも空想にふけっている。
少食でパンや梨などの薄味の食べ物を好む。
クレメンタインと付き合っている。

薄くて不明瞭、コールの目はくすんだ暗いグレーの色をしている。
私自身、光沢のない色は不運だと思っていた事がある。
その後、隠れるメリットに気づいた、小さな安全性、光が入らない場所。
マスクの影、前髪、まつ毛でさえ、目立たないようデザインされているらしい。
注意を引く事もなく、飾りでもなく、石炭だ。

作者によるキャラクター紹介

🐐Clémentine→Clémente Dearworth(クレメンテ・ディアワース)

ヤギのお面を被る子

メンバーの中では3番目に年上。
明るく陽気で可愛らしい声が特徴。
厳格な家庭で操り人形のように育てられていた過去がある。
好物というものが無いので食べた事がないものにも挑戦している。
コールと付き合っている。

クレメンタインの目は銀色に輝き、その瞳に人々を映す。
思いやりを促すための勇気から着想を得て、この子は私がなりたいと思っているような愛情を持っている人物だ。
母親になるというアイデアはエナイス(クレメンタインの養親)の物語の土台として役立った。
願いや心配で迷っても子どもは彼女(エナイス)の空想の投影だ。

作者によるキャラクター説明

🌳Kingsley(キングズリー)

樹皮のお面を被る子

メンバーの中では1番年下。
メンバー内では気が利く方だが子供っぽい面が強い。
よくグリルチキン(腸)をつまんでいる。

キングズリーの目は淡い青紫色をしている。
幼い頃の記憶がこだまする、なくした自信や従順になること。
9月生まれの僕の心はサファイアのように青いと教えられた。
それ以来、自分の真実の色とした。
黄色の後に続く、何か意味が込められているのは明らか。
瞳、心、約束。

作者によるキャラクター説明

◆The Harkers(ハーカーズ)

メドウラークのおとぎ話や民話によって具現化した存在。
4人組の放浪の音楽家。
神にあらず、生きている存在ではない。"肉体"が壊れた時は作り直される。 血を流す事もないが不死ではない。
彼らは年をとっている(長命)だが、Storyが一番若いようだ。

~The Harkersのメンバー~

🌾Storyteller(ストーリーテラー)

語り手

過去の象徴。カカシの姿をしている。
ベルリンガーと結婚している。

🔔The Bell-ringer(ベル・リンガー)

鐘鳴らす者

未来の象徴。ヤギの頭にパペットの姿をしている。
ストーリーテラーと結婚している。

🎭The Enkindled(エンキンドル)

焚きつけ

平和と均衡の象徴。木の頭の姿をしている。

🪶Croon(クルーン)

囁く歌声

混沌の象徴。ヘラジカの頭に羽毛をまとった姿をしている。

♢キャラクターの性別について

ラークやハーカーズはジェンダー(性別)ニュートラル(中立)の設定。
コール、クレメンタイン、ペリーヌ、キングズリーは皆、無性語(They/them)(It/Its)の表記をします。
物語に踏み込むため、"Any"(どの代名詞か問わない)はもう使用しません。 ハーカーズも同様です。

作者の最新コメントより

今後の参考として、歌詞内でラークやハーカーズを性別で表記する事はありません。
もし、彼や彼女と言及されていたらそれは別のキャラクターです。(両親についての可能性が高い)

作者のコメントより

◆Cricketとは?

元は作者ヤエロクレが作ったミーム。
物語の中での遊び場で他のものと交換するための子どもの通貨。
キングズリーがコールにコオロギで交換するよう求めると、
コール「コ、コオロギは持ってないんだ」
キングスレー「悪いね、かわい子ちゃん。でもそれがビジネスってもんだ」

本作品の曲

各曲は伝承に基づいていてハーカーズの象徴でもある。
現在「Hayfields」のアルバムがリリースされていて、2024年9月25日に新アルバム「Songs of Origin」がリリース予定。

◆Hayfields

アルバムリリース日:2024年3月2日
配信先一覧:https://found.ee/hayfields

  1. Hartebeest…ストーリーテラーの象徴

  2. Harpy Hare…ベル・リンガーの象徴

  3. And the Hound…エンキンドルの象徴

  4. Neath the grove is a heart…クルーンの象徴

◆Songs of Origin

アルバムリリース日:2024年9月25日
予告トレーラーが9月12日に公開。
配信先一覧:https://found.ee/songsoforigin

*Song of Originはメドウラークの物語の第1章に当たる

概要:
思い出で飾られた小さな町は偽りか否か、
探し求めた母だが彼女は思い出せない
彼らは忘れられている、言葉、愛、罪も
クルーンは誓う、未知の中身

「我が真実を歌おう!」ウサギの感情的な声
「我も倣おう!」声高に言うハーサイン(*1)
針葉樹は回る、サーヴィド(*2)は沈黙したまま

音楽は乱舞する観衆と共に揺れる
心して聞くがよい!
ラークは意思を持つ、ソングオブオリジン:小屋から籠へ、家から丘へ

※(*1):ヤギの
※(*2):シカ科

トレーラー

かつてハムレットだったもの、ごっこ遊びを離れる
残されるはカカシ、雌鶏、子ウサギ
クルーンは遠くへ逃げ、母を求め泣く
命を奪い、別の道を切り開くため

「これが運命ならば、私は問うてはならぬ
だが教えよ…なぜ取られていない?」
そうハーカーに彼女は告げる

「ここは子どものいるべき所ではない!」
ストーリーテラーは答える
「遠くへ連れて、名前を授けよ!
場所は忘れ、物語は覚えている」

最終章を残し、別れで閉じる
これは原点の歌、かつての地へ別れを


◆デモバージョン

一部の曲は正式にリリースされる以前より公開されており、正式にリリースされる頃に非公開になる。

ストーリーテラーは過去の友、さえずりと弦の前に現れる
ベル・リンガーは未来の鐘を鳴らす、幸運の巡り合いを歌う
エンキンドルは均衡を促す、自然の調和を保つ
クルーンは嵐、静けさを破る、不調和の娘

その他

◆ファンアートについて
「キャラクター達の性的表現はやめて下さい。この子達に声を吹き込んでいるのは私であり、子どもの頃の自身の経験などに基づいて書いています。皆さんの作品の矛先は全て私自身に向けられる事になります。私はただ歌に専念したかった。」
と作者は表明されています。
これまでの経緯も含めて年齢制限のあるファンアートを作者は望んでいないとの事。

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