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少林寺拳法のすすめ@水俣

こんにちは!
少林寺拳法って知ってますか?
よく、中国の武道?と言われることがあるのですがそれは「少林拳」「少林武術」です。

少林寺拳法は実は日本生まれの武術なんです。

私は八代高専時代に少林寺拳法部でした。
その時に学んだ事は、技もそうですが、人が生きる上での考え方です。
今思えば目指したい姿というのはこの時の影響が大きいなと思うところです。

現在水俣に住んで居ますが、以前スポーツフェスタという催しがあり、そこに少林寺拳法のブースがありました。
水俣にも支部があるんだ!
20年ぶりでしたが、体力づくりをしたかったというのもあり、後日道場に伺うと、快く見学させて下さり、そのまま仮入部させてもらいました。

そして入部して3カ月程経ちますが、週に2回19時から20時半まで楽しく道場に通わせていただいています。

少林寺拳法とは?

少林寺拳法は、宗道臣(開祖)によって、1947年に日本で創始されました。「人、人、人、すべては人の質にある。すべてのことが人によって行われるとするなら、真の平和の達成は、慈悲心と勇気と正義感の強い人間を一人でも多く育てる以外にない」と確信した開祖は、それまでに学んだ各種の武術をもとに、自らの理論による独自の工夫を加えて少林寺拳法をあみだし、これを主行とする自己完成の道を説き始めたのです。

「ただ筋力や体術を鍛えるだけの“武道”では足りない。本当の意味で、心の在り方を学ぶことが必要だ」と説いています。

少林寺拳法の好きなところ

〇考え方が現実的で合理的

少林寺拳法の教えというか、基本的な考え方に
「半(なか)ばは自己の幸せを、半ばは他人(人)の幸せを」
という言葉があります。
「自分の事を大切」にしながら、「半分は他人の幸せ」も考えましょう。
という事です。

この言葉ってとても合理的では無いですか?
自分を幸せにできる人が他の人を幸せにできるなら、その人も素直にその人の助けを受ける事ができると思います。
自分が不幸なのに、他の人の事を幸せにしようとしても、その人は素直に幸せになりづらいですよね。

この言葉の理解を深めるエピソードもまたいいので概要を紹介しますね。

ある大学教授(宗教家の偉い方)から、宗道臣先生(少林寺拳法開祖)はこんな批判を受けました。

教授の言い分
「あなた(宗道臣先生)は立派だが、ひとつ気に入らない点がある。
“半ばはわが身の幸せを” なんて言って、自分を先に出すなどもっての外だ。
『己を捨ててすべて世のため人のため』と言うほうが通りがいいし、真の宗教家や教育者はそうあるべきではないのか」

これに対して宗道臣先生は、次のような考え方を示しています。

宗道臣先生の考え
「自分を大事にしないという人間がいたら、それはおかしい。まず己をしっかり立てることは当然だ。ただし、それですべてが完結するわけではない。
『己が第一』であっても、同時に相手(他人)の幸せも大切にできる。
それがもし半分でも相手のために思いやりを向けることができるなら、戦争なんて起きるはずがない。夫婦の争いも仲間同士の対立もなくなるはずだ。」

とても素敵な考えですよね。すごく合理的で現代的な考えだと思いませんか?
己が第一であっても、同時に相手の幸せも大切にできる。

この教えの下に集まる人々と交流できることがとてもうれしいです。

一緒に少林寺拳法する仲間も募集してますので、興味持った方、見学もできますので是非来られてくださいね。

水俣中部道院


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