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熊本市里親フォーラムでの泉房穂氏の講演会振り返り

はじめに

10月15日に、熊本市里親フォーラムで、泉房穂氏の講演を聞いてまいりました。テーマは、”こどものまちのつくり方”です。
印象に残った事を今自分が覚えている範囲で書いていこうと思います。
泉房穂氏の講演を聞くのは2回目です。今回もとても思い溢れる講演でした。
いつでもパワフル、熱い思いがあり、きちんとアイデアを練りそれを実行に移してきた方です。

印象に残った事

・すべてのこどもたちを、まちのみんなで、本気で応援すればまちのみんなが幸せになる。
この言葉を1フレーズずつ分解して説明してくれたことがとても分かりやすかったです。

・すべてのこどもたち とは?
応援する子どもは、お金の無いこども、お金のある子ども、などで分けない。大人と子どもを対立させない。

・本気で応援すれば とは?
本気、は 金と人と責任を取るという事

・まちのみんなが幸せになる とは?
幸せになるのは子どもだけではない、子どもを応援する事で幸せになるのは自分たちだよ。まちのみんなだよ。という事

これらの言葉を言うだけなら簡単だと思いますが、本当にすごいのはこれらを全て実行して実現しているということ。このフレーズの説明の間に、具体的にどのような事をして、どんな効果があった、という事を熱く語られるので圧巻です。本当にこんなことできるんだ。と驚きます。

水俣市ではどんなことをすればいい?

話を聞きながらやはり、考えるのは自分の自治体ではどうやったらこのような循環を生み出せるのだろうという事です。
泉房穂氏も仰っていましたが、どこの市町村でも全く同じ政策が有効だとは思わないと。自分の自治体の強みを探してそこをしっかり伸ばす取り組みをして行くことが必要だという話をされていました。
自分の町の地理や経済、人の移動などを考慮してどこを伸ばせばいいのか?と考えた結果でした。
明石市では、学ぶ(大学)・遊ぶ(観光?)・働くに関することはもうやめて、暮らすに特化するという形で進めたということでした。

では水俣市は何に特化するべきなのか?何が強みなのか?
それを探るためには何を調べるべきか?きちんと考える必要があります。

今のところ自分の中にある考えは
1.安全
水俣市は犯罪率が低い(熊本県全体犯罪率3.6%、水俣市は2.2%)治安の良さを裏付ける具体的な統計データなどを活用しこの部分を掘り下げていきたい

2.環境保護、エコツーリズム
水俣市は環境問題での歴史があり、環境モデル都市であること。自然環境の保護や、エコツーリズムに特化した地域振興を進めることは、他の地域が行うよりも優位であると考えられる。しかし、どの様に収益化するのか、補助金無しで継続可能な仕組みづくりはできるのか?という部分はきちんと考えないとならない。観光税やフィーなど。
環境問題は世界から注目される部分でもあるため、世界的な環境問題と紐づけて水俣なりの答えや体験ができるものがあれば海外からも訪れる可能性はあるのではないかと考える

3.地域との繋がりや受け入れ
明石市で良いなと思う点は、子どもの事をみんなが応援してくれるという雰囲気。やはりそれが一番だと思う。自分たちの事を地域が受け入れてくれる、嫌がられない、迷惑がられない。実際そうなのかは住んでみないとわからない所だが、子育て世帯の心理的なハードルはとても下がるのではないかとおもう。
私も含め、自分の考えは受け入れられないかもしれない。と思うと息苦しくなるもの。何もかも自分の思い通りになるとは思えなくても、自分の意見を聞いてくれる。受け止めてくれる。という雰囲気は大人にもこどもにも嬉しいものではないかと思う。
子ども達が商店街や、地域のお店で沢山買い物をしているような風景を見たいなと考えます。それはどうやったら実現するのでしょう。

とりあえず以上です。


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