ポップスとクラシックの視点で見る音楽の速度記号の種類と違い【知っておくだけで理解度桁違い】
テンポはどのくらいの速さでその曲を演奏するかという目安ですが、
ポップスとクラシックで表記や考え方が変わります。
解説します。
ポップス
色々ジャンルはありますがシンプルにポップスとします。
よく見るのはこんな記号。
♩=120
見た事ありませんか?
これは「1分間に四分音符が120個入る速さですよ」という意味です。
この♩=○○の○○部分に入る数字が大きいほどテンポが早いという事ですね。
シンプルですね。
クラシック
次はクラシック。
こっちはポップスとは全く違います。
あくまで「一般的な目安」として捉えてくださいね。
クラシックは以下の様になります。
Largissimo-Largo-Larghetto-Adagio-Adagietto-Andante-Moderato-Allegretto-Allegro-Allegrissimo-Vivace-Vivacissimo-Presto-Prestissimo
これらの読み方は、
ラルギッシモ-ラルゴ-ラルゲット-アダージョ-アダージェット-アンダンテ-モデラート-アレグレット-アレグロ-アレグリッシモ-ビバーチェ-ビバチッシモ-プレスト-プレスティッシモ
速さは、
ラルギッシモが一番遅く、モデラートが中間くらい、プレスティッシモが一番速い
テンポに変換すると、
ラルギッシモが♩=40〜50ほど
モデラートが♩=108〜120前後
プレスティッシモが♩=192〜208ほど
こんな感じです。結構幅広いですよね。
まとめ
クラシックは曲途中でテンポがガラッと変わるのでポップスほど最初にカッチリとテンポは決めておくという概念が無いです。
むしろ雰囲気を伝える感じです。Largoは「幅広く、緩やかに」という意味になるのでその様にすると必然的にテンポも緩やかになる、といった感じですね。
クラシックは母国語で譜面が作られたりしてますので、最初はどう読めば良いんだ?と困るかもしれませんね。
でも焦らず1個ずつ理解すれば必ずわかる様になりますよ。