Yuki Yoshida

趣味でバンドをやっているサラリーマンです。音楽とゲームが好き。

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最近の記事

soto wa ame / 街 - EP セルフ解説

2023年の頭くらいに音楽的同位体 裏命ちゃんを導入してからちょこちょこ制作してYouTube/ニコニコ動画で発表していた楽曲を、この度EPという形にまとめて5曲入りで配信開始しました。 https://linkco.re/tVaH34v5 個人的には自己表現的な創作というよりは技術情報の共有みたいな目的で音楽を作るのが楽しいので、今作もできるだけ背景情報を書き残しておいて、オープンソース的な感じで誰かの創作のアイデアに繋がってくれれば嬉しいなと思います。 裏命ちゃん、

    • 2023年 国内インディーズ 聴いてよかったアルバム/EP 10選

      年間ベスト、一度書いてみたいな〜と思ってはいたものの、恥ずかしさや忙しさもあり毎年手をつけられていなかったのですが、今年の年末休みはそこそこ時間的にも余裕があるしせっかくだから書いてみよう、と思い立ち作成してみました。 海外については狭いジャンルばかり聴いてるし、私よりも詳しいリスナーが国内外にたくさんいるのであんまり書く必要はないかな〜と思い、国内インディーでのリリースという枠を設けて10枚選出してみました。特定のジャンルに絞るよりも適度に音楽性にバラつきができてよい塩梅に

      • 2020年代のアメリカン・シューゲイザー新世代と国内シーンの諸相

        はじめに本記事は、2022年12月に音楽情報サイトSTEREOGUMに掲載された記事 The New Wave Of American Shoegazeや、シーン内で活躍する各アーティストのインタビューを手引きとしつつ、筆者の音楽鑑賞履歴を元に、先行記事に記載されていない側面や日本国内の状況に関する情報を付け加えたものです。 本記事で紹介するアーティストや作品には、すでに国内の個人ブログやECサイトで日本語による紹介がなされているものも多くありますが、それらを単体で紹介し

        • ロック好きに聴いてほしい エモラップ/トラップメタル以降のヒップホップ良曲5選

          エモラップ/トラップメタルなどの新興ジャンルが登場した2010年代における音楽シーンの変遷を経て、現行のヒップホップは10年前、5年前のそれとは大きく様変わりしつつある。 本記事では「ロック好きに聴いてほしい」と題して、大枠ではヒップホップというジャンルの系譜に含まれつつも「これって実質ロックでしょ?」と思ってしまいそうな新感覚の楽曲を5つ紹介する。 なお、本記事で紹介するようなスタイルが生まれた背景にある動向にかいつまんで言及しておくと、以下のような流れがある。 ・0

          これからのオタクたちへ: 『月姫 -A piece of blue glass moon』とフィクショナルな恋愛描写の危険性

          ※本稿は『月姫 -A piece of blue glass moon』を俯瞰的にレビューする記事ではなく、筆者が全エンディング達成=トロコンした上で本作について気になったある一点を掘り下げ、考察したものです。『月姫』の物語の核心部分には言及していませんが、論を進める上で物語序盤のストーリー展開に触れています。序盤のみではありますが、まっさらな状態でのゲームプレイを楽しみにされている方はご注意ください。 また念のため冒頭で断っておくと、筆者は原作未プレイです。TYPE-MOO

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          Phoebe Bridgers - Garden Song 和訳

          Someday, I'm gonna live いつか 丘の上に立つ In your house up on the hill あなたの家に暮らして And when your skinhead neighbor goes missing 坊主頭の隣人がいなくなったら I'll plant a garden in the yard, then 庭に木や花を植えよう They're gluing roses on a flatbed 彼ら 荷台にバラを貼り付け

          Phoebe Bridgers - Garden Song 和訳

          インドネシアのゲームスタジオ Mojiken Studio の作品について

          皆様はインドネシア発のポップカルチャーと聞いて思い浮かべるものはあるだろうか。 音楽が好きな方であれば、今をときめく世界的ヒップホップアーティストRich Brianに始まり、ジャカルタ発のクラブミュージックFunkotや、日本のシティポップに強くインスパイアされたポップバンドIkkubaruなど、いくつか思い浮かぶものがあるかもしれない。また、インドネシアなど東南アジア各国に根ざした武術シラットは、映画『ザ・レイド』を始め『喧嘩稼業』『ケンガンオメガ』など日本の漫画作品でも

          インドネシアのゲームスタジオ Mojiken Studio の作品について