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壮年の教習所物語(普通自動二輪)〜卒検

ついにこのシリーズ最後の記事となります。
第一段階で補講を2回受けたものの、入校手続き時に一括予約した卒検日程をずらすことなく受検することができました。


卒検1回目


本当にこんな感じのおばさんだった…

1回目と記載の通り、結論から言うと1回目の卒検は落ちてしまった…
この時は鮮明に記憶している&ツイートしまくっていたので、詳細に書くことができる。

まず、前日、ほとんど眠れなかった。
仕事上、プレッシャーがかかることがあっても熟睡出来ていた自分がまさか教習所の普通自動二輪の卒検程度で眠れなくなるとは思ってもみなかった。

若干寝不足だが朝5時に起床(早すぎw)した、チキン野郎だったが、意外にも頭は冴えていた。

が、緊張してか、自宅から教習所へは毎回自転車で通っていたのだが、一本橋のことで頭がいっぱいになり、途中道を間違えたほどだった。

8時40分に2階の教室に集合となっていた。
10分前だったが、誰もいなかった
「え、…みんな…そんな緊張しないもん???」

とか一人不安になるほどだったが、時間前には6人が集まった。

時間丁度には、この日担当の教官(これまで一度も当たったことない教官だった)が卒検受検にあたり注意点を話し始め、我々は紙に記入していた。

時間は8時55分、教官が説明を終わり、最後の確認をしようとしたところ、結果として、私の卒検を大きな悪影響を与えたおばさんが入室。

慌てて入ってくる。
「○○さん?早く書いてください」と教官から言われると同時に、ロングソックスを履き出すババア。
卒検は長袖長ズボン、くるぶしが隠れる靴下を履かなければ受検できない。

「遅っちゃった〜笑」など卒検にも関わらず、周りの緊張感を掻き乱すマイペースで、この時すでに私はものすごくイライラし始めていた。

メガネに年齢相応のパーマヘアー(昔でいうソバージュ)、とにかくうるさい。教室からいつものライダースペースに移動する時もずっと喋っていた。(一人で)

この独り言(とは言ってもライダースペースにいれば聞こえるような大きな声)でこのBBAはAT限定二輪の卒検を受験することが分かった。

走る順番は私より後。

自分のことに集中しようとしても、このク○ババアがずっと喋っている&一人だけ空気感が違うので、どうしても集中力が途切れる。
本当に最低な人間である…同じ会社にはいて欲しくないタイプだし、まず私の会社には入社できないタイプ。(地頭含めて)

そんなこんなで、ついに私の順番が回ってきた。
3番目と聞いていたが、途中から卒検担当の教官がもう一人増えたことで順番が回ってくるのが早くなっていた。

今回は2つある卒検コースのうち、(ロ)のコース
いつも通り、乗車確認をして発進!

クランクをクリア!これまで一番綺麗に出来た!
S字への侵入時点ですでに意識は苦手な一本橋へいっていた。

今でも一番覚えているシーンが始まる

S字の途中でスピードを出しすぎたのに気づき、フロントブレーキをグッと握ってしまった。
CB400SFに限らず、バイクはフロントブレーキを急に握ると、 サスペンションがぐっと沈みこむので、コケやすくなる。

そのため、この時もコースの途中でバランスを崩し、思わず足をついてしまった。

無意識でS字コースに侵入していたことに、この瞬間に初めて気づいたが、後の祭りである。
足をついた瞬間、頭の中が既に真っ白になっていた。
※この時は気づいてなかったが、1回目の足つきは減点はなかったそうだ。
参照はこちら

心の中で、「切り替えろ、まだ卒検不合格ではないかもだし、最後までやろう!」と自分に言い聞かせて、次の一本橋へと向かった。

一本橋のスタートライン、いつも通り左右後ろを確認して発進

そして、この卒検はここで終わる。

一本橋スタートして、うまく乗り切れず、そのまま左に落ちてしまった。
S字の足つきどころか、誰にでもわかる、検定中止である。

後ろにいた教官は何も言わず、後ろをついてくる。
どうやらこの教習所はその場で終わりではなく、最後までやらせてくれるらしい。

卒検の発着所にバイクを停めて卒検終了。
「9時50分から合否発表するので、さっきの教室に戻ってください」と言われて。絶望的な気持ちで向かう

いや、落ちてるから補講の予約とかさせてくれないかな…と思っていた。

その後、一人ずつ呼ばれて、一番最初に呼ばれた私が不合格を言い渡され、補講の予約と次の卒検の予約のため、受付に向かった。
教官からは「惜しかったね〜」とよくわからないことを言われた。

予約も中々取れず、というか木曜日に二輪教習がないというのが、この教習所の特徴であるが、そうすると、卒検は平日の4日間のどこかでしか受けれないので、地方の教習所と違って、卒検落ちたその日に補講→次の日卒検を再度受検というのは出来ないのである。

教習所選びは本当に大切です…

帰宅後、この日は有給だったので暇すぎるのと、ショックで何も手がつかずぼーっとしてしまった。


卒検後の補講

1回目の卒検から5日後、補講を受けることになった。

この日までの過ごし方は
また落ちるのではという気持ちになる→卒検に落ちた記事を見る→一本橋の動画をYouTubeで見る
の繰り返し。

そういや大学受験落ちた時も同じことしていたような…
落ちた仲間を見つけて、同じような気持ちを共有することで自分を慰めていたのかも知れない。

この間もあまり睡眠は取れなかったように思う。

卒検落ちたYouTube見る限り、補講は全てが一人で受けていたので、自分も補講は一人で受けるもんだと決めつけていた。

卒検の補講料金は普通の補講よりも金額が高いし、一人で受けるのでしゃーないと思っていたくらいだ。

が、補講の教習がスタートしてみると、呼ばれたもう一人の相方は第二段階の見極めだという。

この時点で

「は????」

という感じであった。

「○○さん(私の名前)は、卒検の補講ですね、一本橋で落ちたようなので、今日は次の卒検コース(イ)をやって、その後は一本橋だけやりましょう」

と言われた。

そして、卒検コース(イ)を問題なくクリア(一本橋も無難に)

そこで、教官から次の衝撃的な言葉が出た

「じゃあ、私はもう一人の方と見極めコースに行くので、ここでお一人で何度も練習してみてください」

「は???????は????」

卒検で落ちたところを一人で練習???え?頭大丈夫?

と目が点になった。

結果的に一人で練習し、7回中5回一本橋を渡れた。

教習終わりのFBでそのことを告げると

「あああ、じゃあもう大丈夫ですね、次の卒検で受かりますよ(テキトー)」

とだけ言われて終了。

終わった後、なんとも言えない怒りと不安な気持ちでいっぱいだった。

不安すぎて、自称鋼のメンタル(笑)を持っている私はずっとティモンデイ高岸さんの励まし動画ばかり観て、自分で自分を励まし続けた。


卒検2回目

補講から2日後、卒検2回目の日が来た。
前回の卒検同じく、前日は全く眠れなかった…

前回と同じように2階の教室に行き、説明を聞く。

今回の走る順番は1番最初だった。

卒検のバイクが準備されると同時に、私の名前が呼ばれ乗車!!!

坂道発進、クランクと無事にこなす
そしてS字!

今度は無意識ではなく、しっかり意識して侵入し、難なくクリア。

そして…

前回落ちた一本橋…

スタートする前に
「スピード、目線、ニーグリップ!!」
と声に出してスタート(後ろにいた教官には確実に聞こえていただろう…)

無事一本橋に乗る、が
力みすぎてアクセルをいつもよりかなり多めに回してしまいエンジン音がうるさいw

が、ええいそのまま行ってしまえ!減点はない!減点されても落ちないことが大事だ!
と開き直って無事クリア!!!!!( ;  ; )

そこで油断せずに
「最後まで集中!!!」と30半ばのおっさん壮年が声に出して、次のスラロームに侵入(一番得意課題)

そのまま急制動もクリアし、無事ゴール!!!!!!!!!

前回と同じく教室で合否発表の待機

が、前回と違い、合格を確信していたので、この時点で卒検受かったと前回落ちた報告をしていた人たちに連絡。(気が早すぎるw)

そして、こちらも前回と同じく、一人ずつ呼ばれ、
「はい、合格です、ただ一本橋でアクセル回しすぎ(ですよねw)なのと、もう少し小回りに左折できたら良いですね」
と言われ

卒検合格!!!!!!!

長かった…

合格後の免許併記手続きについては次のエピローグ編で記載予定です。


前回までの記事はこちら。

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