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架空地図「旭国」の創作と今後


「架空地図」沼

私が架空地図の沼にハマったのは小学生のときである。そのときは、一つの都市を舞台にした地図を描いていたが、次第に描画範囲は広がっていき、様々な地図を創作した。

架空地図歴も10年以上を越え、沼にハマっているといって申し分ないだろう。社会人になって環境が大きく変わり、今後もこの密室趣味にハマり続けることは難しいか…、とも思いつつ、一旦、ここらで私の架空地図を振り返り、今後の方向性を考えたい。

私は架空地図を描く理由は、以下の記事で詳しく語っているので、興味があれば見てください。

ここ最近の架空地図創作 

①「旭国」50万分の1地図描画

架空地図の舞台となる国の名前は「旭国」といい、日本のように大陸の東側にある大きい島国である。50万分の1地図の創作は、50万分の1の縮尺で「旭国」の国土全域を描画した地であり、設定の根幹となる地図である。

中学1年生(2015年の冬だから、10年前か)のときに描きはじめ、高校・大学受験など中断時期を挟みつつも、大学4年の卒業間際に一旦の完成に漕ぎつけた。

南北の770㎞というと東京から新千歳までの距離(820km)より少し短いと言えば、距離感がお分かりだろうか。

描ききった主要な二つの島の他に、まだ描かれていない神灘県(沖縄みたいな県)や離島もあるが、それは一旦保留ということで現在は創作をストップしている。

②Tanukipediaの記事作成&設定の補強

Tanukipediaとは、簡単に言えば、架空地図作者のためのWikipediaである。
以下が、私の書いた記事の一覧である。2020年の9月に始めコツコツ記事を書いていき、4年半ほど2025年2月25日現在136記事となっている。
(⇩のリンクに一覧がある)

中でも最も長い記事は、「旭国」(58,745バイト)、次いで長い記事は「旭国の歴史」(27,297バイト)である。旭国の歴史は、現実世界における18世紀の時代で止まっているため、今後近現代史の執筆を予定している。

③瑞球の世界地図

旭国のある惑星は「瑞球」といい、宇宙のどこかにある恒星の周りを公転しており、地球同様に様々な生命が存在している。

地形の地図では、プレートテクトニクスの存在なども考慮し、造山帯や海溝・海嶺なども描写されている。

また、海流や気候を予想し、気候区分の地図も制作した。

こうした世界地図は、旭国を取り巻く国際情勢や世界史などマクロな視点からの世界設定を考える基礎資料となっている。

④都市地図作成の練習

これまでは広い範囲を描いた地図を紹介したが、都市の詳細な情報が分かる都市地図の制作も試みている。どこに駅や病院、学校があって、スーパーはここにあって、といった細かい場所まで分かる類の地図だ。

もとは小中学生の頃、紙で都市の地図を描いていた。

島川市という都市の地図(小学6年~中学2年にかけて制作)

最近また再開しようと思い、Adobe illustratorを使って手始めに現実の都市をトレースして練習している。

2025年の展望

ここまでは、私の描いてきた地図のあれこれを紹介した。
今後どのような地図を描き、世界を創作していくかについても考えたい。

① illustratorで都市地図を完成させる

一番の目標といっても、過言ではない。制作対象となる都市は決まっており、笹岡市という人口約70万人の地方の政令指定都市クラスの街である。

実は中学生の頃、一度笹岡の地図を作っている。

モデルは静岡市。お城の形とか、まんまそう。

しかし、あの頃と比べ、全国を旅行して行って知っている都市の知識も格段に増えており、今ならよりリアルで独創的な地図を描けると思うため、大幅に改変する予定である。

下の表のとおり、3年後までの大雑把な計画も策定した。毎年旭国の1地方と1大都市を描いて行けたらなぁと妄想しているけれど、妄想なのでプライベートに割ける時間の確保も含めて実現可能性は未知数である。

②世界史設定を現代まで作る

これは先ほど紹介したTanukipediaの「旭国の歴史」を現代まで描いて完成させようという試みである。

そもそもなぜ「旭国の歴史」の執筆が止まっているかというと、近現代史は国際情勢も踏まえて考える必要があり、その頃はまだ世界地図も未完成で、地政学的な知識も不足していたため、書くのを躊躇したのである。

世界地図も完成し、地政学の本を幾つか読んだ今なら書けそうということで、そろそろ書けたらな、と思っている。ついでに主要国の人口や面積、首都、GDP、国旗といった地理の基本設定も設定できたら楽しそう。

まとめ

人生の半分くらいこの沼にハマっているけれど、まだまだ満足いく水準に達するまでには道半ば。大人ともなると他にやらねばならぬこと、やりたいこともあるが、大人だからこそお金をかけたり、知識がついたりしたこともあるので、気長に続けたいし、満足するまでやりたいなと思う。

#ハマった沼を語らせて


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