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次元


私は早口らしい。

自覚はあるものの、自分が想定している10倍ぐらい早口らしい。

落ち着いてゆっくり、というか遅すぎると感じるテンポで 話して「走ってる感じがする」と指摘されました。

これでは、自分でも早口だと思っているような時はいかほどなのか心配です。


ライトランゲージというものがある。

5次元以上の領域にあって「光の言葉」や「宇宙語」とも呼ばれる、言語外言語といったところだろうか。

一見意味不明な音声のようであって、周波数を合わせにいくことで感覚的に理解でき始めるものだ。


早口が過ぎれば、ある種ライトランゲージに近いものになるかもしれない。

熱量や感覚が先行して伝わる。

意味解釈はその後噛み砕いて初めてやってくる。


どうやら次元を間違えてしまったらしい。

難しすぎる、人間は。理解しきれないことが多すぎる。

複雑というか、遠回りかつ拾う情報が圧倒的に多い。

よって拗れやすくもある。

それが、時限的な肉体を持って、重力下で、あらるゆ縛りのもとで生きるということの醍醐味だ。


不便さ、面倒さ、それに付随するもどかしさ。悩ましさ。そういうものを堪能するために生きている。

楽しいからね。今しかないから。生まれる前と死んだ後はこういうの無いから。


だけどつい不慣れで。

時間も距離も数も言葉もまだ不慣れで。

話す速さも調節がなかなか……。

だいたい何でも“ひゃくぜろ”になっちゃうな。

細かい。難しい。よく生きてんなーと自分で思う。

選ぶ次元をちょっと間違えたかもしれないけど、何かの縁だからまあ死ぬまでは生きてみようと思います。


死ぬわ、は「See new world」だけど私にとっては生きることが死に近い。新しい世界だ。

制限やルールの多い縛り地獄であり、その中で僅少な喜びや感激に光を見出す楽園づくりの作業でもある。

還るときにわかる、地獄の中に自分がどれだけ楽園を築いたかということが。

できれば楽園だらけでクリアしたいってこと!

ウケる。

またね。




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