見出し画像

カナダにおいての就活ではLinkedinを使え!実際にジョブチェンジした私の体験談

noteを書き始めてから、カナダでの専門職の就職活動についてよく質問をいただきます。

私はコンポジターとしてVFXのポストプロダクションスタジオ、ストーリーボードアーティストとしてアニメーション会社で働いた経験しかないので、それ以外の職種については残念ながら詳しくありませんが、就職活動ではLinkedInを活用することをいつもおすすめしています。

ここでは、私がコンポジターからストーリーボードアーティストへと転職するために、LinkedInをどのように使ったのか、その経験を書いていこうと思います。

前提として、私は2014年4月から2020年8月までカナダでコンポジターとして仕事を続けていましたが、癌治療のために休職することになりました。それまで仕事中心の生活を送り、残業が多く、家には寝に帰るだけの毎日でしたが、治療を機に「自分と向き合う時間が必要だ」と感じ、また、コロナ禍でVFXの仕事が減少したこともあり、「このままこの仕事を続けていくべきか」と悩むようになりました。

2021年の年明けに治療がひと段落つき、友人Tとお茶をしていた際、彼女から「絵が好きならストーリーボードの仕事をやってみたら?」と言われました。ストーリーボードが日本でいう絵コンテに相当する仕事だと知り、「それなら楽しそう!私はストーリーボードアーティストになる!!!」と決意し、すごく腑に落ちたのを覚えています。ルフィが「オレは海賊王になる!」って言った時、こんな気分だったのかな〜とか思いつつ…

ただ、テンションが上がったのも束の間、ぶっちゃけどうやってストーリーボードアーティストになればいいのか全く分からなかったので、まずは知り合いのアーティストにストーリーボード アーティストの知り合いがいないか聞き回り、また、同時にLinkedInで「ストーリーボードアーティスト」と検索し、15人ほどにコネクションを申請しました。正直 1人か2人オーケーしてくれたらいいかなと思っていましたが、驚くことに全員が承認してくれました。ここで早くも運を使い果たしたか!?と焦り始めましたが、本番はここから。承認後は自分からメッセージを送る必要があるので、私は簡単な自己紹介と、ストーリーボードアーティストになるためにはどこから始めれば良いかアドバイスを求める旨の内容のメッセージを送りました。


こちらが実際に私が送ったメッセージになります。省いていますが 文頭にはHi 〇〇, と相手の名前を入れています
Chat gptのない時代なので文法はめちゃくちゃw

LinkedInでメッセージを送る際は、何を知りたいのか目的を明確にすることが重要です。

私も時々、知らない人からメッセージをもらいますが、何を求めているのか不明確なものが多く(いつか海外で働きたいので情報収集してます。よろしくお願いします~みたいな…)すごく返答に困ります…。でも頼られると嬉しくなっちゃうのは人間の性なので、ちゃんとアプローチしてきた人には親切にしたくなります!

結果として、全員から返事をいただき、そのうちの一人はなんと!!!1時間ほど時間をとってくれて、電話で丁寧にアドバイスをくれました😭✨

また、別のアーティストからはダウンタウンの自宅で毎週ドローイングセッションをしてるから来る?と誘ってくれ、10回ほど参加しましたり、さらに別のアーティストはご飯へ連れて行ってくれて、そこで本人の書いた作品などを見せてもらいつつ、ストーリーボードを描くための基本的なルールを教えてくれたりしました。

初めてメッセージを送る時はものすごく緊張しましたが、皆さんとても親切で、世の中捨てたものじゃないな、送って本当に良かったと思いました。

ちなみに直接の知り合いからも4人ほどアーティストを紹介してもらい、彼らにも大変お世話になりました🙇‍♀️

結果的に、私は学校やコースには通わずに、2本のストーリーボードを知り合ったアーティスト達に添削してもらいつつ作成し(2月&3月)、それを元に現在の会社に採用されました。(面接は5月で採用時期は7月から) 

思い返す度に、タイミングが良かったというのもあるでしょうが(経験を積んだ今になって見返すと、私のストーリーボード下手すぎwww)とにかく導かれているような不思議な流れでした…私の場合は運良く就職に繋がりましたが、元々はおすすめの学校やコースについて聞くのが目的でした。

カナダにおいて〇〇の仕事に就きたいが、どういう手順を踏んだらいいのか?
どういった会社があるのか?
ポートフォリオがある場合は見てもらいフィードバッグを貰う

…などなど、活用法はかなりあると思います。

とにかく、専門職の情報はその職に就いている人から聞くのが一番です。LinkedInはそうした人たちを見つけるのに最適なツールです。カナダに来る前に、日本にいる間から積極的に情報収集をすることをオススメします。

👉️LinkedInを使用する際に最も重要なのはスパムアカウントに見えないようにすることです。

プロフィールに自分の経歴を英語で簡潔に記載してください。関連する仕事をしている場合はプロジェクト名や具体的な作業内容も記載すると良いです。

写真は必ず自分が写っているものを使いましょう。アーティスト系の職業であれば顔がはっきり見えなくても大丈夫です。サングラスをかけていたり、後ろ向きだったり…という写真を使っている人は多いです。

Good luck!


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?