共依存なカメレオン女

きっと私のように「なんだかこの世界は生きづらい…」と思っているとしたら、少しは役に立つ話になるかもしれない。

最近、とあるサイトを見て目からウロコだったのは、「自分の評価は人が決めなくてもいいらしい」ということだった。

自分の評価は、自分自身が決めていいものらしい。

そんなこと、知らなかったから、とても驚いた。

人に嫌われたら生きていけないと私は本気で思ってた。

でも、どうやら生きていけるらしい。


誰かに嫌われても死なない なんていうことは頭では分かってる。

でも、嫌われたら私が死んでいく気がしてた、ずっと。

だから誰かに好かれる私でいたいと思ったし、好かれるために自分を押し殺そうともしてきた。

例えば、夜中に携帯の明かりが灯ってしまうのは気にするように。

そして、時間を気にして遊ぶように。

でも、それってどうやら世間一般では気にしなくてもいいことらしいのだ。

指摘されても、自分を貫けばいいらしい。

「私は私だから」って。


自分の評価を人に求めるということは、それだけ誰かに依存して生きるということだ。

他人が評価を握っていると思っているから、カメレオンのように相手によってコロコロ私の色を変える。

そういうカメレオンな自分になることで、自分が自分を好きにもなりたかった。

でも、よくよく考えてみれば、それは一生不可能な話だ。

結局私の視点は、いつも他人の目線で自分を評価してるだけだから。


「この人は信じれるかも」って思ったら、相手に必要とされる自分でいたかった。

そうすることで自分の存在価値が分かったから。

結局は、自分が一番かわいくて、自分が一番嫌いなのだろう。

相手にすがることで、必要とされる自分が好きなだけなのだ。


私と同じようなカメレオンな人はきっと、自分をなかなか好きになれない。

誇れない。

だから、まず必要とされることをやめてみるのが大切なのだと思う。

それは周りとの関係をすっぱりと切るということではなく、自立をするということ。

自分のために仕事をして、自分のために怠ける。

誰かを喜ばせるために予定を空けるのではなく、自分が楽しみたいから予定を空ける。

一般的な世界からしてみれば当たり前のことだけど、そんな小さなことからコツコツと自立をしていくのが、大切だと思う。


彼氏や彼女、旦那や妻、親、友達、兄弟。

周りのすべての人の期待に応えようとして、しんどくなってしまう人はカメレオンな自分から、しっぽを切り落として逃げるくらいの潔さがあるトカゲになるべきだと思う。

#エッセイ #カメレオン女 #恋 #メンタル #共依存






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