HSCの小学生に肝試しの写真はやめてほしかった
小学生の時、野外合宿で肝試しがありました。
HSP気質が今でも多少はあるので、子どもの頃はHSC(非常に敏感な子ども)気質が今よりもひどい状態でした。
怖いものが嫌いな私にとって、肝試しなんて憂鬱以外の何者でもありません。
詳しくは覚えていませんが、お化け役の先生に驚かされてびっくりしている恐怖の表情の写真が撮られてしまったのです。
3人の写真の中で左端の私だけが恐怖の表情。あとの2人はあまり驚いていない感じの写真が、写真購入のために展示されることになります。
子ども心に、早く展示が終わらないかなと思っていました。
そして、そのことがイヤなことを引き起こします。
クラスの男子生徒何人かに怖がっている写真を何かあるたびにマネされたり、バカにされたりするようになります。
今なら聞き流したらいいと思えるけど・・・・・・というか、さすがに大人でこういうことをする人はいないですね。
詳しく記憶にないですが、長く続いたようなイメージがあるので、からかわれるたびに怒ったり、泣いたりしたのだと思います。
今ならわかりますが、そうなると面白いから、いつまでもからかわれますよね。
たかが写真、されど写真。
想い出といえば想い出だけど、こういうイジメっぽいことに繋がるなら、こういう撮影方法はやめた方がよかったのではと思います。
今のお子さん達を取り巻く状況はわからないですが、HSCで繊細な気質がある子どもにとっては、学校は過ごしやすい場所じゃないはずです。
「そんなの気にしすぎ」と私自身も、まわりや両親に言われていました。
でもね、そういう気質だから、しょうがないんですよね。
そして、すぐにびっくりする反面、すごく感動できたり、物事を繊細に捉えたりできるわけです。
私自身、まわりの反応からネガティブな側面しか認められずに長く過ごしてきました。でも、最近はHSP気質が活かせていると思います。
というわけで、HSCのお子さんを育てているHSPではない親御さんにお願いしたいことがあります。
敏感すぎてダメではなく、繊細な感性はあなたの長所だよ、と言ってあげてほしいです。
自己肯定感が下がりがちなので、認めてあげることで、その子の未来は大きく変わると思います。
もしもタイムマシンがあるのなら、小学生の頃の私に言ってあげたいです。
「怖いものは怖いんだから、大丈夫。言いたい人には言わせておいて、聞き流したらいいんだよ」って。
我が家の子ども達は怖いものは大丈夫で、今でも家庭の中で私が一番怖がりです。
子ども達は「お化けより生きている人間の方が怖い」と、私の子どもの頃より世の中を悟っています、笑。
今の学校行事の中に肝試しがあるかはわかりませんが、せっかくの想い出がイヤな想い出にならないように実施されてほしいと思います。
ちなみに、私も今でもお化け屋敷は絶対に立ち入りたくありません。
大人になっても、苦手なものは苦手なままのようです。
肝試しは面白いイベントとして実施されるのだと思いますが、中には苦手な子もいます。
苦手な子の権利を守ってあげてほしいなぁ・・・・・・と、心から思います。
何を書こうと思っていたら、思わぬ着地点になりました。
苦手なものは人それぞれ。
映画やドラマでよくあるように、昔の私に「あなたはそのままで大丈夫」って教えてあげたかった……な。
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