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福祉サービスをメガネにしてしまいたい
先日、人前でお話させて頂く機会をいただきました。
その時使ったスライドの一部を公開。
※都合上一部だけですが、最も重要な部分です。
ぼくは、今までソーシャルワーカーとして働いてきた経験を通じて、もっと早い段階での介入が必要だと痛感しています。
早期介入できれば
・施設に入所することはなかった
・生活保護を受けることはなかった
・離婚することはなかった
・子どもと離れ離れになることはなかった
・再就職も出来た
こんなケースはたくさんあります。
しかし福祉は早期介入することが出来るのでしょうか?
実際、福祉が関わる段階では遅すぎる・手遅れだということも少なくありません。
何故なら福祉は生活困難や課題を抱えている方をキャッチできる立場にないから。
ではいち早くそれをキャッチできるのはどこだろうか?
それは企業ではないかとぼくは思うのです。
例えば普段あなたは色んなサービスを利用しているはずです。
・賃貸物件
・電気、ガス、水道
・NHK
・携帯電話
・Amazon Prime
・Netflixなどの動画配信サービス
挙げだしたらキリがありません。
普段使っているサービスの料金の不払いなどは最もキャッチしやすいものだと思います。
なぜ料金が支払えなかったのか・・・その背景にはリストラなどの課題が潜んでいるかもしれません。
また日本は申請主義社会なので
・私はこういうことに困っています
・このサービスに私は該当しますので
・サービスの申請をします
自分の課題を知る ⇒ 該当するサービスがあるか調べる ⇒ 申請する
という3ステップが必要になります。
自分が困っていると声を上げられるでしょうか?
どのサービスが使えるか調べることは出来るでしょうか?
申請書類の記入や必要書類を揃えて申請することは出来るでしょうか?
ぼくには小さい子どもがいるので社会保障サービスや保育のサービスのお世話になっていますが、調べたり申請したりすることは容易ではありません。
高齢者や障害のある方であれば尚更難しいのではないかと思います。
福祉って聞くと高齢者や障害のある方を想像し、自分には関係のないことだと思っていませんか?
ぼくはそこだけに焦点を当てるのはおかしいと思います。
何故なら福祉とは「人の幸福」のことを指すからです。
辞書によっては微妙に違うかもしれませんが、概ね上記のような意味です。
では福祉は全ての人が享受する必要があるんじゃないかと。
理想は全ての人が福祉サービスを受けることが当たり前になり、福祉を意識しなくなることです。
あなたはメガネをかけていますか?
メガネをかけている方はメガネなしで通常の生活が出来るでしょうか?
そうメガネはめっちゃ福祉なんですよ!
でもそれを意識している人なんてそうそういないですよね?
それはあまりにもメガネが当たり前になっているから。
いろんな福祉サービスや福祉用具が同じようになればいいなーと思うわけです。
だからメガネでオシャレするように、目が悪いわけでもないのにオシャレのために伊達メガネをかけるように
もっとオシャレな車椅子や福祉用具があってもいいんじゃないの?って思います。
足が悪いわけじゃないけど乗ってみたいと思わせるような車椅子・・・良くないですか?
そんな理想の社会をぼくは夢見て、これからも活動していきます。
こちらも参考にしてください。