読んだ本紹介【2月】
1.コーヒーの科学 旦部幸博
コーヒーを科学的に解説した名著。
私はカフェでアルバイトしているので多少なりと基本的な知識はある方だと思う。
「コーヒー」と言ってもコーヒー豆の生産地、種類、栽培方法、加工方法、飲むときの抽出方法などたくさん切り口がある。
それぞれの切り口が深くまで根を張る「コーヒー」はとても簡単に片付けられるものではない。
実際読んでみて自分が知っているコーヒーに関する知識は入り口のほんの切り口程度に過ぎなかった。さらには自分が全くもって未知の分野もあり新たな一面を知ることができた。特にコーヒーが体に与える影響については本当に未知な状態だったので勉強になった。
かなり詳細に科学的に書かれているので一回読んだだけでは正直理解が足りないと感じているのでしばらくしてもう一度読み直してみたいと思う。
2.世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 八木仁平
オリラジのあっちゃんもYouTubeで紹介していたベストセラーの一冊。
私も半年ほど前にあっちゃんの要約動画を見ていたが完全に忘れていて読み始めてから思い出した。
誰しも一回切りの人生ちゃんとやりたいことをやりたいが、そううまくはいかない。
それどころかやりたいことが明確になっていない人が大半ではないだろうか。
私も一年前くらいまでのその1人だった。
そんな状態で就活に臨んだ結果、業界や職種が定まらず結果はボロ負け。
就活を終えた後、人生についてちゃんと考える機会が増え今では明確とは言い切れないものの自分の目指す方向性が見えている。
そんな中、この本に再び出会った。
「やりたいこと」という漠然とした大きなテーマを噛み砕き、なぜそれを自分が「やりたいこと」考えるのか、論理的に考察することで自分の考えを裏付けることができ自然と自信がついたように感じる。
「やりたいこと」というと「好きなこと」と混同されやすいがそうではない。
「好きなこと」に「得意なこと」をかけ合わせることで勝算(うまくいくという意味で)も上がるし何より自分がポジティブな情熱で向き合えるという。
また、私が非常に納得した点として「やりたいこと」が明確化したら先延ばしにせず、すぐに実行することが大切であるという点がある。
少し考えれば当たり前のことだが、なんだかんだで先延ばししにしてたら絶対にやらないし、やったとしても「早く始めれば良かった」という後悔が残ってしまう。
自分でいつかやると決めているならすぐに始めない理由はない。
この点、今の自分は達成できている。
就活を終え、「やりたいこと」が明確になりつつある今それに向かって準備を進めることができている。すぐに結果は出なくても自分に嘘をついていない今はプロセスとしても非常にポジティブである。
まとめると、
「やりたいこと」が見つかっている人も見つかっていない人もどちらにもおすすめできる一冊だ。見つかってる人は改めて自分の道の確認ににもなるし自信にもなるだろう。
見つかっていない人は一度きりの人生の「やりたいこと」を見つけるきっかけになるに違いないだろう。