体脂肪を落とす運動は筋トレ+有酸素運動が最強である
運動で体脂肪を落とすなら筋トレ+有酸素運動がオススメ!
「最近脂肪がついてきたな‥‥‥」
「筋肉をつけて脂肪だけ落としたいな‥‥‥」
そんな悩みを解決する方法を順を追って解説していきます。
そもそも、体脂肪はどうしてつくの?
体脂肪がつくメカニズムは以下のようになっています。
1、食べたご飯が体内でブドウ糖に分解される
ご飯を食べると血糖値が上がり、インスリンが分泌されます。
糖質が分解されブドウ糖に。
2、ブドウ糖がエネルギーとして消費される
体を動かすエネルギーとしてブドウ糖が消費されます。この時食事を摂りすぎると血糖値が急激に上昇し、上がった血糖値を下げるためにインスリンが大量に分泌され、今度は低血糖状態に。
低血糖になると脳を動かすために使うブドウ糖が不足し、眠気を引き起こします。食後の眠気は脳に使うブドウ糖が不足することが原因です。
3、消費されなかったブドウ糖はグリコーゲンに
体を動かすためのエネルギー源として使われなかったブドウ糖は、グリコーゲンに変換され筋肉や肝臓に貯蔵されます。
4、貯蔵できない分は中性脂肪に
*筋肉と肝臓には貯蔵できる限界があり、貯蔵しきれなかった糖は脂肪細胞に中性脂肪として蓄えられてしまいます。つまり、
体に脂肪が貯まるのは、糖が余りすぎてしまうのが原因。
*筋肉が糖を貯蔵できる限界量は、筋トレをして筋肉を大きくしていくことで増やすことが可能です。
運動によって使うエネルギーが違うことを知る
息を止めて動く無酸素運動、息をしながら動く有酸素運動。ここまでは誰もが知っている知識だと思います。
しかし、運動方法によって消費するエネルギーの種類が違うことを知る人は少なのではないでしょうか。有酸素、無酸素運動には以下のような特徴があります。
・有酸素運動
有酸素運動は酸素を使い、糖質や脂質をエネルギーに使います。
体脂肪を燃焼できますが、筋肉の強化は見込めません。
・無酸素運動
無酸素運動は酸素を使わずに筋肉中に蓄えられた糖を使ってエネルギーを生み出します。息をしない運動なので長時間することはできないものの、筋肉の強化ができる運動です。
筋トレの後に有酸素運動。脂肪を燃やせ!
ここから本題に入ります。
体脂肪を減らすには
体脂肪を減らすには体脂肪である脂肪細胞をエネルギーとして消費する必要があります。ですが、この脂肪細胞から直接エネルギーを取り出すことが難しく、1手間かけないとエネルギーとして扱うことができません。
その1手間とは、筋肉と肝臓に蓄えたグリコーゲンを使い切ることです。グリコーゲンはエネルギーとしてすぐに消費できるため、体は脂肪を消費する前にグリコーゲンから優先的に使用していきます。
そのため脂肪をエネルギーとして消費するには、筋肉と肝臓に蓄えられたグリコーゲンを使い切る必要があります。
筋トレ➡有酸素運動が最強である
ここで無酸素運動と有酸素運動の話が繋がってきます。
筋トレは無酸素運動であり、糖を使う運動です。筋トレをすることによって筋肉と肝臓に蓄えられている糖をエネルギーとして消費します。
筋トレにより糖が減ったところで、今度は有酸素運動を開始。残り少ない、または糖を使い切った状態になった体は
「エネルギーになる糖が足りない!でも筋肉と肝臓にはもう糖がない!」
というエネルギー不足の状態になります。しかし体はエネルギーがないと動けないため、どこからかエネルギーを持ってこようとします。ここで持ってくるエネルギー源が脂肪であり、脂肪を分解してエネルギーを捻出します。
こうして筋トレをして体の糖を使い切り、有酸素運動に移ることで体の脂肪をエネルギーとして使うことができるのです。
まとめ
体脂肪を落とすには筋トレ+有酸素運動がなぜ良いのかを解説してきました。
・運動で体脂肪を落とすには、体脂肪をエネルギーとして分解する必要がある
・体脂肪をエネルギーとして引き出すには筋肉と肝臓のエネルギー(糖)を使い切る必要がある
・糖を使い切り脂肪をエネルギーとして引き出すには、筋トレをしてから有酸素運動をすると良い
今回の記事で体脂肪がつくメカニズムや、体脂肪を落とす方法があなたの参考になれば幸いです。
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