ドールヘッドメイク練習①【レジン盛り編】
前書き
イラストでいう人それぞれの画風があるように、ヘッドメイクでも私だけの表現を見つけたい……!
そのためには、もっとヘッドメイクの練習をしなくては…!
でも、ヘッドの形が気に入らないな……。
よし! レジン盛りしよう!
というのが、事の経緯でございます。
下準備
DDH-09ヘッドです。
目が大きい!
それに、まぶたの線(?)も気に入りませんでした。
なんとかしてこの溝を埋めたいなと思いました。
顎のラインを紙やすりで削ってシャープにしたつもりなんですが、どうでしょう?
あんまり変わらないかな……?
レジンで盛るアイホールの縁を、レジンの食い付きをよくするためにこちらも紙やすりで削りました。いつものようにアイホールの裏もアイサイザーで削ってあります。
顎のラインのみ、削った部分をシンナーで拭き取り、馴染ませました。
乾いたら、中和洗剤で洗浄し、再びよく乾かしました。
レジン盛り
さて、お待ちかねのレジン盛りです!
使用したのは、花月堂様のソフビ補修用UVレジン ボークスセミホワイト近似色 5ml (https://booth.pm/ja/items/2522898)です。
どれ、右目から……。
は、はみ出してしまった……!
ぶりっと一気にレジンが出てしまいました。
削り取ればなんとかなる……よね!
根気よくレジンを紙やすりで削り、段差をなくしてヘッドと馴染ませました。
正直、かなり時間がかかり、大変な作業でした( ̄▽ ̄;)
画像ではわかりにくいかもしれませんが、肉眼では凹凸が目立ちます。
両目が同じくらいの大きさまで盛れました。
ちなみに、ヘッドの内側は大惨事です。
レジンがヘッドを伝ってしまっています。
硬化する前に盛りすぎてしまったのが原因のようです。
紙やすりでひたすら削って馴染ませて……。
粗い出来です。
画像ではわかりにくいかもしれませんが、表面が結構凸凹してます(-_-;)
そして紙やすりのせいなのか左目尻が黒ずんでしまいました。
デザインシートと下描き
デザインシートははこんな感じです。
青年としてデザインしました。
今回、アイラインの描き方をいつもと変えて、工夫してみます。
下描きはこんな感じです。
デザインシートのまま、ヘッドに下描き出来たと思います。
アイはディーラー様製のレジンアイです。
虹彩が小さくてお気に入りのアイです。
ヘッドイク本番
アイラインのベースカラーを赤にしてみました。
口唇のラインはピンクに黒を少し加えた色で塗ってます。
アイラインは以前製作したレミリア()、純狐()と同じような塗り方ですね。
私はどうやら赤っぽい目元が好きみたいです( 〃▽〃)
続いて、それぞれ濃い色で重ね塗りしていきます。
ここで新兵器!
グラデーションメディウムを使用します!
グラデーションメディウムをインクに混ぜて使用すると、インクの乾きが遅くなり、グラデーションが作りやすくなるとのこと!
いかがでしょうか…?
アイラインは中心から徐々に黒→赤にグラデーションを作りました。
グラデーションメディウムの使い心地は中々良いと思います。
今まで、メディウム無しで挑戦してきましたが、使用したほうが、グラデーションを作りやすいと思いました。
グラデーションはなかなかうまく出来たんじゃないかな、と思っています。
次に新しい表現として、アイラインにアイと同じ色を加えてみました。
えぇ………、微妙………( ̄▽ ̄;)
きれいな表現になるかな~と思っていたのですが…。
目論みは失敗してしまいました。
続いて、パステル、ホワイトを塗る作業に移ります。
パステルで塗った後に、つや消しスプレーを吹いて定着させました。
その後、アイラインとまぶたにホワイトを足しました。
ホワイトは失敗しまいました……( ̄▽ ̄;)
下まつ毛のホワイトはきれいに塗れたと思います。
しかし、アイラインの上、まぶたの上に塗ったホワイトはムラになったうえに、ラインはガタガタです……トホホ(;´д`)
再び、ホワイトを定着させるために、つや消しスプレーを吹きました。
そして、最後の仕上げに口唇にハイグロスバーニッシュで艶を出しました。
これにて完成!
最後に
今回のメイクは、結果として失敗してしまいました。
しかしそれは、大きな成果得ることが出来た失敗です!
①レジン盛りに挑戦出来たこと。
②グラデーションメディウムの使用感がわかったこと。
③アイラインの新しい表現がうまくいかなかったこと。
④下まつ毛のホワイトはきれいに出来たがまぶたとアイラインのホワイトは苦手だということ。
今回は学びの多いヘッドメイクでした。
もう少しで何かコツが掴めそうな……そんな気しました。
さて、次回の練習②では、練習もかねてこちらの少女のヘッドをDDH-09で作り直してあげようと思います。
実は彼女は、私が所持している(現存している)中で最古参のドールです。
彼女について詳しいことは、また次回ご紹介します。
それでは、また次回!
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