あの時、言ってもらった言葉が今でも心に残っている。
子どもを保育園に預けて働くのはかわいそう
働くお母さんがきっと通るであろうこの ↑ 葛藤。
実際にこういった言葉を言われた人ってどのくらいいるんだろうか。
現在私は、小2の娘と3歳児(いわゆる年少)の息子がいます。
それぞれ、娘は0歳児から、息子は1歳児から保育園に入ることができ、フルタイムで働いてきました。(現在は、引越しをしたためパートタイム勤務だが)
一人目を4月に出産し、翌年4月から仕事復帰をしようと保育園へ申し込み、無事に通ったので、不安ながらも保育園の準備をしていた時期。
義祖母(当時90歳くらいかな)からは、会うたびに
「花子ちゃん(娘の仮名)、保育園入れるの?かわいそうね。」
「私が面倒見てあげれたらいいんやけど、周りからは危ないっていわれるの」
などなど言われていた。
義祖母は、自営業もされていたこともあり、足腰や受け答えなどなど、すごくしっかりされていて、90歳とは思えない方です。
もちろん、とても良い方ではあるし、良くしていただいていたこともあるので、特別仲が悪いとか、苦手ということもないです。
この時も、ひ孫を大切に思ってくれている気持からだろうなと思ってはいましたが、、、、
やっぱり少しモヤモヤしつつも、、まぁ仕方ないか・・・という思いでした。
そんなある日、ちょうど義母(自営業で日々忙しい)の元へ友人(通称:カナちゃん)が来ているタイミングに娘と夫の実家前を通った時です。
いつも通り、あいさつのために娘と顔を出すと、奥から義祖母もやってくる(笑
いや、いいんだ。ひ孫の顔を見ることで元気が出るんやから。
そして、またまた同じ話になる。
義母 「ぽん子ちゃんいよいよ仕事復帰やねんー」
※義母と私は仲良し(のハズ・・・)
カナちゃん「あら、いよいよなん?!無理せんようにねー
ほな、花子ちゃんは保育園かー楽しみやねー」
義祖母 「私が見てあげられたら良いねんけどなぁ、、、」
義母 「あかんあかん!なんかあったらどうすんの?
保育士さんはプロなんやから、プロに任せたらええんよ」
義祖母 「そういうてもなぁ、、、。かわいそうやんか。
なぁ、花子ちゃん!保育園行くの?大変やなぁー」
・・・と、娘に声をかける義祖母。
その時、カナちゃんが、
「何言うてんの?一番大変なんは、お母さん!!」
と言ってくれました。
その後は、義母が「そやそや」というて笑ってくれたり、
(義祖母の反応は覚えてないが)和やかな雰囲気だったと思う。。。
もう数年前の話になるからあんまり覚えてないけど、この出来事と言葉は、今でもすごく心に残ってます。
その後、あんまりこの「保育園かわいそうね」という話題がなくなったような、、、、
もしかすると、私の中で、気にならなくなったというのが正解かもしれない。
保育園預ける、預けないとか、育児のこととか、フルタイム、パート、専業主婦などなど、いろんな意見があるとは思うんですが、、、、
一つとして、同じ状況の家庭はないわけで・・・
その家庭ごとに、その時々の状況に合わせて変化していくのが良いのだろうなと思います。
そのために色んな情報や意見があると、判断が難しくなっていくんやが・・・(笑)
私自身もフルタイムで働いていましたが、夫の仕事の変化があり、引越しがあり、子どもたちの心のことを考えたり、娘の眼のこともあり、、、、、
たどり着いたのが、今の生活です。
きっと、これからもどんどん変化していくんだろうと思うけれど、
どう進むのが良いかいなと、悩みながら、試行錯誤しながら進んでいけたらなと思います。
今回は、ふと思い出した出来事を書いてみました。
カナちゃんも昔はバリバリ働かれていたそう。いつも会うと「やっほー!」と声をかけてくださる、義母の一番の友達です。
少し前に癌で旦那様を亡くされてから、無理して明るく振舞っていらっしゃった姿を見て、自分は何もできませんでした。
引越し前に、お世話になったお礼にと贈り物だけしました。
義母の話によると、この地域に嫁にきた人たちは、色々と苦労があったようで、カナちゃんも一緒に乗り越えてきた仲間の一人だと話してくれました。
だから何なのって話かもしれないけれど、みんな色んな苦労を経験しながら今があるんだよなぁ・・・とふと考えてみました。