指パッチンで殺めましょう~時空の歪みと赤いシクラメン~

↑これでも聞いて・・・・・・

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おれは音也。中一。指パッチンで相手に危害を加える能力を手に入れた。今は夏休みだから、当分は休みだ。
詳しくはこちら↓

※赤いシクラメンの花言葉をGoogle検索に掛けてください。


凜からのメール

””ピロン””

あ、メールだ。おれはメールを確認した。
「凜だ!」
声のトーンが1トーン上がった。
凜は、1年前に付き合い始めたその、おれの彼女っていうか・・・・・・。まぁ、そんな感じ・・・・・・。
もう1年たったのか。速いなぁ。凜から送られてくるメールと、おれの送るメールは全部スタンプだ。たまには文章を送りたいが、自分から送るのは気が引ける。というか、負けた気がする。
何々?今日はくみゃたろうのスタンプかな?くみゃたろうと言うのは、黒い熊で少しこわめな人形だ。なんだかんだ言って、凜から送られてくるスタンプを楽しみにしているおれは、ルンルンランランでケータイのロックを解除した。
「ぶ、ぶ、ぶ、文章?」
おれは声が上ずった。

祝!初文章だな、おとおとっ。

嫌な声。めっちゃ久しぶりだ。からかうトーンだった。
「五月蠅いレア。」
レアと言うのは、凪の妹で、凜の姉だ。彼女もおれと同じく、能力を持っている。そんなこと言えば、凜もなんだけどな。凜の能力はテレポート、レアの能力はテレパシーや記憶をいじる、凪は姿を変えたり黒の空間を造ったりするという、スーパー能力兄弟なのだ。おれは震える指で凜とのトーク画面を開いた。

音ちゃん、通話しない?

通話!?おれは迷わずいいよ!という、””スタンプ””を送った。この一年間、凜が送ってくるスタンプと会話するのにスタンプで返してたから、スタンプを押す癖がついていたのだ。

””テテテテテテテテテテテテ””

スマホが振動し始めた。おれは1コールするかしないかと言う短時間で通話に出た。
「聞こえてる~?」
と凜。久しぶりに凜の声を聞いた。
「うん、聞こえてる!ところでそこ、どこなの?」
そこは普通に家だった。家だったら普通だと思うがなんせ、スーパー兄弟の家は黒い空間だったからだ。
「あ、ここ?今ね、魔界の家。」
あ、家あったんだ。
「どうした?」
とおれは久しぶりに聞く凜の声にホッとしながら言った。
「ちょっと声が聞きたくなって。ま、こんなことしなくても絆で繋がってるからね!」
キザなセリフを言った凜ははにかんだ笑みを漏らした。
「そう・・・・・・だな。最近、どんな感じ?」
女子みたいなことを聞いた。
「え、最近?あ、スバルと一緒に魔界遊園地に行ったよ。」
と凜は画面の向こうで笑った。スバル?男か?
「そ、そうなんだ。楽しかった?」
おれはスバルとやらに嫉妬する心を抑えながら聞いた。そうじゃないだろ、おれ。怖いけど聞かなきゃ。おれの事、嫌いになった?って。
「楽しかったよ。今度は音ちゃんとも一緒に行きたいなって。」
最後の部分は聞き取れなかった。嫌いになったって聞く事が怖くて。声すらも出なくなった。
「──ちゃん?音ちゃん?」
はっ。
「ごめ、聞こえてなかった。回線が悪くてさ。」
淡々と嘘を吐いた。おれは罪悪感で気分が悪くなった。恋人に嘘を吐いた罪悪感ってこんなに大きいんだ。
「・・・・・・。そっか。」
そこから電話を切る流れになるのは早かった。沈黙が続き、気まずくなった。凜は
「ごめん、もう習い事の時間だわ。切るね!」
と言って電話を切った。

サプライズ

””ピンポ~ン””

お昼ごろ、家に来たのは・・・・・・
「凜っ⁉」
凜だった。凜は
「あの、二日間泊まらせてっ!」
と言って頭を下げた。
「え。」
おれは戸惑ったが、
「良いよ。」
といった。
「良かったぁ。それより、今日はどうする?」
え?急にきてそれ?
「じゃ、行こっ!」
凜はおれの手を握り、引っ張って行った。

””テレポート!””

一年ぶりに聞く凜の澄んだ声は、おれの嫉妬と戸惑いを吹き飛ばした。

一日目 映画館

””ビュンッ””

テレポートするときってこんな効果音あったっけ?まぁ、風が当たって心地よいからいいけど。
「どこここ?」
とおれは目をゆっくりと開けて言った。
「映画館!スイカ物語みるのっ!」
とにこにこして凜は言った。スイカ物語?
「さ、始まるから並ぶよ。あ、チケットはもう取ってるから。」
と凜に言われるがままに座った。

ナレーター)昔々ある所におじいさんとおばあさんがいました。

え?

ナレーター)ある日、おじいさんは山をしばきに、

え?死ばかりじゃなくて?あ、間違えた。芝刈りじゃなくて?

ナレーター)おばあさんは川に善をしに行きました。

善⁉おじいさんとやってること真逆だ。

ナレーター)すると、川から、スイカがボロボロ~ボロボロ~と、

ボロボロ~?これ、絶対桃太郎のパクリだよね?

ナレーター)崩れてきました。

いや、土砂崩れのテンションで言われても。

ナレーター)ボロボロのスイカは川に流してきた人間を恨み、

なんかオリジナル展開だぁ!

ナレーター)土砂崩れを起こしました。

土砂・・・・・・崩れ?まって、伏線回収?

ナレーター)沢山の死人が出ました。

今度は死ばかりの、伏線回収⁉

ナレーター)スイカも流石に警察に突き出されました。

どうやって捕まえたの?と言うか、スイカって罪に囚われるんだ、初耳。

ナレーター)ところで、死人の話ですが、

戻らんでいい!不吉な話に戻すな!

ナレーター)天国で幸せに暮らしていました。

暮らしてましたならわかるけど、暮らしていましたって?

ナレーター)ところが、三途の川から流れて来たスイカが、

川っ!しかも天国仕様の川!

ナレーター)町を破壊しました。

今度もっとヤバいことなっちょる!

ナレーター)天国の住人たちは新しい街を見つけ、幸せに暮らしてました。

あ、無限ループ?

ナレーター)ですがある日、悪魔たちが襲いに来ました。

いや新展開⁉

ナレーター)悪魔を撃退しました。おわかりいただけただろうか?

ナニコレ。映画館は拍手に包まれた。えっ、拍手する要素合った?と言うかこれだけの内容でよく五時間たったな!(話はほぼ省略しています)

二日目 ゲーム

””テレッテテレテテ””

画面いっぱいに残酷な赤いGAMEOverという文字が映し出された。おれと凜はゲームをしている。
「また失敗?」
と凜はコントローラーを机に置いた。おれは言った。
「まだこれステージ1なんだけどな。」
いつもやっているときは一回で成功していた。
「違うゲームしよ。」
と凜は言った。
「あ、おれ良いの知ってる!」
と言って人生ゲームを取り出してきた。
「アナログっ!」
と凜は驚いた。
「じゃ、やろ~!」
とおれは言った。


結果
音也:七四万三千円、子供三人、家二万円、職業医者
凜:八十五万円、子供四人、家五万円、職業タレント


「負けたぁ!」
とおれは悔しい声を出した。凜は
「この前スバルとやったときはね、負けたっ!」
といった。スバルって誰だよ。ゲームに負けた悔しさより、おれにスバルという男の事を話された謎の悔しさが勝つ。
「そうなんだ。」
どうしてこう、素直になれないんだろ。聞けば終わるのに。
「さ、お昼ごはん!」
と凜は言ってキッチンに向かった。
お昼ごはんは凜の造ったパンケーキだった。美味しいはずのパンケーキも、心に霧がかかっていてでご飯の味がしなかった。

三日目 遊園地

””テレポート!””
最後の日は遊園地に行った。ノンさんランドと言うものが中にはあるらしい。
「楽しみだね、音ちゃんっ!」
とはしゃぎながら凜は言った。おれは
「そうだな、楽しみだ。」
とうかない調子で言った。
「どうしたの、音ちゃん。」
と不安そうに凜がおれを覗き込んだ。
「なんもない!じゃ、何からする?」
とおれは誤魔化した。
「じぇとこすた。」
え?
「だ~か~ら~、じぇとこすた。」
え?ジェットコースターって言いたいのかな?
「もしかして、遊園地初めて?」
とおれは聞いた。
「バレちゃった?魔界遊園地は優眠地だからね。寝れるのっ!」
と凜は言った。うん、なんかすごそう。
「じゃあ、さ?案内してあげるよ。」
とおれは言ってジェットコースターに向かった。

ジェットコースターに乗っていると、体が白く光り始めた。
「おわっ!」
とおれは言った。そして、いよいよカーブに差し掛かると言ったその時、おれの体は宙に浮いた。


※ここからが本編です(?)

いたたたたた。
「あ、大丈夫か?」
おれはすぐに立って横で倒れていた凜に手を差し伸べた。
「大丈夫。ねぇ、ここどこだろう。」
と凜は言った。ホントだ、変な白い空間・・・・・・空間?
「「凪(兄)⁉」」
とおれと凜の声が被った。凪は
「どうした?」
と後ろを向いた。
「凪、ここどこ?」
とおれは聞いた。
「どこって、普通に家だよ。」
といった。凜は
「あ、ごめん、ちょっとトイレ。」
と言っておれを連れ出した。もっと他に良い言い訳無かったのかな?

「これ、時空が歪んだっぽい。」
と凜は言った。
「えっ、大丈夫なのか、それって。」
とおれは焦った。凜は
「大丈夫、このスコップを使えb」
といってポケットに手を入れたが、何も出てこなかった。
「あれ?ない!」
と凜はゆっくりとこっちを向き、
「ごめん、忘れちゃった!」
とテヘペロ★とした。
「こうなると、あっちの世界の凪兄に気付いてもらわないと帰れないね。」
と冷静になった凜。おれは
「ちなみに、24時間たった場合は・・・・・・?」
と聞いた。よくあるじゃん、一日たったら消滅するって奴。
「消滅するね♪」
楽しそうに言った凜。
「さぁ、ゲーム開始だ。」
と凜は言ってキリッとした。
「じゃ、遊園地いこっ!」
と凜は言った。結局遊ぶのかい!ゲーム開始って言ってたし、そういう事?
「違うよ、遊園地にパラレル来た理由を探りに行くの。」
と楽しそうに凜は言った。ここに嘘発見器が合ったらピロンってなってただろうなぁ。
「凪兄、遊んでくる!」
といって凜はタッタと走っていった。遊ぶって言っちゃてるじゃん。

~遊園地にて~

凜は
「そういえば!」
と手をポンッとした。
「観覧車の一番上で叫んだら戻れるって聞いたことある!」
と言った。山かよ。
「あ、後、コーヒーカップをグルグル回すといいって聞いたことある!」
と凜は次々に言っていった。

・観覧車の一番上で叫ぶ
・コーヒーカップをグルグル回す
・観覧車で告白すると必ずokされる
・メリーゴーランドの馬に二人で乗る
・急流すべりで叫ばない

一個関係ないことがあった?ま、いっか。
「じゃ、急流すべりからGo!」
と凜は言った。

「・・・・・・。」
おれは叫ぶのをめっちゃ我慢した。一方で凜は全然余裕そうだ。
””失敗!””

「メリーゴーランドの馬に二人で乗ってみよう!」
と凜は言った。

おれが後ろで凜が前だ(※危険なので真似してはいけません)。おれは安定させるために凜をはさんで馬を掴んだ。
””失敗!””

「とりあえず先にコーヒーカップをグルグル回すか!」
とおれはノリノリで言った。

おれと凜はコーヒーカップをグルグル回した。
単に目が回っただけだった。
””失敗!””

後は観覧車か。えっと?残り時間が五時間だから、行けそうだな。
「って、この観覧車、五時間で終わる⁉」
ギリギリじゃね?
「早く乗るよ!」
と凜は言っておれを引っ張って行った。

二時間十五分は何とか過ぎた。後十五分で頂上だ。それまでに聞いておかないと。
「凜。スバルって男か?もしかして、おれの事嫌いになったのか?」
とおれは色々なことを問い詰めた。これを言うまでに八分は経った。残り七分。
「やだなぁ、嫌いになんてなってないよ、」
と凜は淡々と言った。
「よかった。」
とおれがほっと息をつくと、凜は
「というか、好きだよ。」
と大声でいった。おれは息を呑んでだ。そして、
お互いに俯いた。
「だって、今、てっぺんじゃん?」
と凜は恥ずかしそうに言った。おれは
「そ、そうだよな。」
といった。
「ホントの、こと、なんだけどね。」
と恥ずかしそうに言った。っ⁉不意打ちはズルいって。おれは顔を真っ赤にして合わしていた目を逸らした。凜と目を合わせようとして、前を向いた。ところが、凜と一瞬目が遭ったと思うと、凜が目を逸らしたのだ。
「あ、あれ?ま、また、失敗?も、戻れなかったし。」
とおれは明らかに話題を逸らすように言った。凜もおれと目を合わせ、
「そ、そだね。」
と笑った。
「あからさまに話題を逸らしてるのがバレバレだよ、音ちゃん。」
と凜。
「ならスバルについてさっき、はぐらかしたよな。教えて。」
とおれは言った。
「あ、その話?もしかして嫉妬?」
とからかうように凜。
「あぁ。嫉妬・・・・・・だな。」
とおれは素直に認めた。凜は
「え、素直に言わないでよ、恥ずかしいじゃん・・・・・・。」
と言ってまた俯いた。嫉妬ってやきもちってことだもんな。
「ホントの事だし、好きだから嫉妬するんだよ。」
とおれは言った後後悔した。恥ずかしいぃぃ。ジタバタしたい気持ちに襲われた。
「おわっ!」
急に観覧車が落ちるのが速くなった。すぐに地上に着いた。
「まだ。まだ、帰れないみたいだな。」
おれは、そういった。
「ちょっとお手洗いに行って来るよ。」
とおれは言ってトイレに歩いて行った。
「行ってらっしゃい。」
と凜は笑顔で見送り出してくれた。

「えっ。」
凜が男に絡まれていた。おれは遠くからだったが、声が聞こえて来た。
「嬢ちゃん可愛いね~、一人かい?」
「近づかないで。」
と言う凜はあの時の意地悪な男子にフンが落ちた時と同じトーン、軽蔑している声だった。
「そんなこと言わないで~。」
と言って凜を掴んだ。おれは凜に駆け寄った。
「おい辞めろ!」
とおれは凜と男を引き離した。
「なんだとぉ?オラッ!」
と男は殴り掛かって来た。おれはとっさに指パッチンをした。

””思い返し!””

これも久しぶりに使った。男は殴られたようにほっぺを抑え、
「な、なんだよ。バケモン!今日の所はこれで辞めておいてやる、覚えとけよ!バケモン。」
といった。バケモン。そう、人の目に映るのか。おれは、バケモンなのか?こんなバケモンって言われて侮辱されるのなら、バケモンになる方がましだ。そんな考えが頭をよぎった。
「音ちゃん!しっかりして!」
と凜が言った。
「んあっ、何があった?」
変なこと考えてた。
「音ちゃん?能力を持っている人はね、思ったことを時々、ホントにしちゃうんだよ。だから、バケモンになる方がマシだなんて考えないで!」
と凜は言った。
「心読んだっ?声に出てたの?」
とおれは焦って聞いた。そうだとしたら、メールで文を送るのが負けた気がするってこともバレてるって事でしょ?まぁ、レアは心が読めるけど、それを伝えれる助詞が無いと思うから大丈夫だけど。
「バケモンになりそうだった。」
バケモンになりそうだった?
「そう、バケモンになりかけた。」
え?日本語おかしくなってない?それとも、おれが動転しすぎて耳がおかしくなったってこと?
「だから、体が白く光り始めて、バケモンになりそうだったから。」
そうだったんだ。
「もう思っちゃダメ!私は、、、その。」
と凜は言った後、顔を赤らめて小さな声で、だけど、良く響く声で、

””今のままが、好きだから””

といった。そして、また白く体が光った。おれは目を瞑った。


「帰って来たヨ!」
と凜が言った。
「ってことは、合っていたのか?それにしては、結構時間差だったが。」
とおれは聞いた。凜は
「単に凪兄がシャベルを使っただけみたい。」
といった。凪は近づいてくると
「いい感じのお二人さん♪お帰りなさい。で、おとおとはもう帰る?泊ってく?帰ったときには暗いけど。」
と聞いた。おれは頭からつま先まで赤くなった。と言うか、見てたなら助けてよ!
「いや~、二人を見てるのが楽しくてさぁ。」
と凪は言った。凜は、
「馬鹿凪兄!」
といったきり、部屋に入ってから帰ってこなかった。

四日目 別れ

「ありがとう、凜。また、今度。」
とおれは言った。凜は
「たまには文章も送ってよねっ!」
と言って抱き着いてきた。
「あ、あぁ、たまにじゃなくて、沢山送るよ。」
とドギマギしながらおれは言った。凪は
「じゃ、またね。いつでも来て良いよ。これ、切符。」
と言って切符?を持ってきた。

end・・・・・・?












「なにそれ。」
とおれは聞いた。
「これを破ったらこっちに来れるよ。」
と凪は説明?してくれた。おれは
「いつ行けばいいかな?」
と聞いた。別に聞かなくても良かった。ただ、帰るのが勿体ないと思ってしまっただけだ。
「いつでもおいで!スバルにも合わせたいしっ!」
と凜は楽しそうに言った。
「スバルってどんな感じなんだ?」
とおれは聞いた。なんだか、スバルが男子だよって今度行った時に言われそうと思ってしまって。
「最近は男子を経験しているから、そうだねぇ。ボーイッシュな感じ!」
と凜は言った。大丈夫・・・・・・だよな?スバルが男子だよなんて、言われないよな。
「スバル、女子!」
後ろからレアが言った。レアは能力がヤバすぎるため、喋り方に助詞が無い。と言うか今日、初登場じゃね?
「スバル、幼馴染! 初登場、関係ないっ!」
とレアは言った。凪が苦笑いして、
「レアと音也は仲いいなぁ。」
といった。
「そんな、じゃ、ない。」
「そんなんじゃね~ぞ!」
と被った。
「ほら、仲いい!」
と凜が言った。
「そろそろ電車来るぞ。」
と凪は言った。
「そだね、ここでダラダラ続けててもアレだよね。じゃあ、今度こそ、またね。」
とおれは別れを惜しんでいった。てか、テレポート使ってもらえばいいんじゃね?
「バイ。」
「バイバイ!」
「またねっ!」
とスーパー兄弟が見送り出してくれた。

今度こそend


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