お米と転売の話|後編
前回は最近のお米の価格が高騰しているというお話から、マーケットプレイスについてお話をしました。
要点をあげると次のようになります。
転売目的で仕込んでいる人たちの存在がある
新米が出回る頃だがしばらくは以前の状態に戻る気配が無い
飲食店など業務用については特に問題ないという話がある
ついでにマーケットプレイスの話もしました。
要点をあげると次のようになります。
なお、転売の話と直接関係はありません。
買い手と売り手をマッチングする
スマホも含めて技術や環境の発達により身近に
個人も参入しやすい
今回は、最近のお米の品薄状況から転売の影響をどうやったら減らせるかについて考えてみたいと思います。
消費者の立場から
生活必需品の価格の大きな変動は、今回のようにお米に限らず、常に絶対にあり得ないと言い切ることはできません。
過去には冷夏の影響で稲が病気になるなどして不作になり、当時の政府が海外から緊急輸入した経緯があります。
長期的に見ると5kgでいくらくらいだなと、品種や品質にもよりますが大体の売値の見当がつくくらいには、お米の値段は安定していたといえるはずです。
しかし食料価格が大きく高騰するという経験は、今後お米だけに限らない事を、もう考えておかなければなりませんね。
最悪の事態は、今回のように特定の食料だけならまだしも、すべての食料の価格が高騰することです。
そうなると、極端ですが自然災害に見舞われたような事態とほぼ同じ状況になります。
ゆえに、日ごろから食料をある程度備蓄しておくことが有効な対策であると考えて自然です。
(ここから一部プロモーションを含みます。)
今回のお米の話で言えば、パックご飯が手軽にストックできます。
仮に電子レンジが使えない状況であっても、手鍋にお湯を沸かし湯煎で温めるという方法でおいしくいただくことが出来ます。
パックご飯は手軽に取り扱える分、個人で大量にストックするには限界がありそうです。
そこで切り餅を代用したり、ストックしておく方法があります。
お餅だと焼いて食べることもできるうえに、非常食としては十分にお腹を満たすことができるのではないでしょうか。
平時での選択肢ならまだあります。
それは、白米とともにストックしておきたい玄米や押し麦です。
玄米は固いイメージがどうしてもありますが、むらせライスさんのソフトブラン玄米はやわらかく炊き上がるので違和感なく取り入れることができます。
わたしは普段、2kgを購入して使っていますが、数か月前まで980円だったものが1,500円前後と、かつての5kg白米価格と大差ないくらいまで値上がりしています。
そこで、比較的お手頃な押し麦を併せて使っています。
白米に混ぜるといわゆる「麦ごはん」として美味しいです。
先ほどのソフトブラン玄米に混ぜて炊いてみましたが、ぷちぷちした触感が良く、特に違和感なくいただくことが出来ました。
(ここまで一部プロモーションを含みます)
消費者としては今後、災害を含めたあらゆる食糧不足の事態にも対応できるように、日ごろから備蓄をしておくという方法が一番良さそうです。
供給する立場から
次に、供給する立場から考えてみたいと思います。
お米のような自然品の場合、備蓄でもない限り簡単に供給量を増やすことが出来ません。
それこそ潤沢な在庫を持つ海外からでも持ってこない限り、市場に供給することは難しいでしょう。
つまりこの場合は、価格を上げて需要を冷やさざるを得なくなります。
それでも買ってくれる人に供給するという、思い切ったスタンスで臨むしかなさそうです。
転売の存在も含めて考える
食料品などの自然品は行政による規制を期待せざるを得ません。
そうでない場合、転売する人の存在は特定の商品の希少性をより高めるひとつの要因となるはずです。
ブランド価値を維持したい、高めたい場合、転売する人の存在は利用する価値が十分にあると考えて自然でしょう。
しかし、一般にあまりに商品が手に入らない状況が続くと、そもそも手に入れることを諦める人が出てきてしまいます。
ブームになっているならなお、大して売れずに忘れ去られてしまう事態になるでしょうから、リピーターを確保するためにもある程度、高くならないように供給する必要はありそうです。
人気がある商品ほど、転売する人のような投機筋が集まりますので、いっそ握らせてしまうくらいに供給するという手もあります。
転売目的の場合、現金化できないと意味がありません。また、利益が出ないとリスク取ってまでやる意味がそもそも無くなります。
そのあたりを踏まえたうえで供給の計画を立てると良さそうです。
まとめ
ここまで、お米から転売に関するお話までしました。
大災害も予想される中、食糧問題ばかりは生きていく上で乗り越えていくしかありません。
技術の発達でより複雑化する中、周囲や政府に文句を言っていても時間が無情に過ぎていくばかりです。
今、自分で出来ることを出来る範囲でやった方が早いと考えられます。
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