人生を変える力を授かる三峯神社 その2〜山道を通るバスと竈門炭治郎の実家
池袋駅から特急ラビュー号で終点の西武秩父駅まで行きまして。
その駅前にあるバス停から、三峰神社行きのバスに乗り、1時間以上かけて山道を進んで行きます。
三峯神社行きのバスは、1時間に1本しか走っていません。
しかもとても人気の神社のため、
「土日には、バスに乗りきれず1時間バス停で待つこともある」
とネットで見ました。
神社からのバスの最終が16時半。
それを逃すともうバスはなく、歩くとなると、最寄駅までかなりハードな山道を3時間かかる。
それは怖い😨
せめめ土日くらいは、40分に一本にしてもらうわけにはいかないですか、西武観光バス秩父さん。(涙)
つまりこれは絶対に平日にせねば😅
9時10分の始発に確実に乗るため、約1時間前の8時15分に西武秩父駅に到着。
バス停を見に行くと、中学生くらいの少年と父の二人だけが立っていました。
まだ乗れる、とふんだ私は、徒歩2分のコンビニで食料調達。
8時半にバス停に戻ると、50代くらいの夫婦と若い女子二人組が増えていました。
しかしこの人数ならば、さらに1時間待たずに無事にバスに問題なく乗れる。
さっそく列にくわわることに。
北海道から見れば、関東は暖かいと思っていたのですが。
バス停でじっと立っていると、秩父の山から吹きおろしてくる、切れるように冷たい風が体温を奪っていきます。
パーカーのフードを被り、寒いのでポケットに手を入れ、地面の一点を見つめてじっと耐える。ひたすら耐える。
そろそろ時間かな?とスマホを取り出し時間を見ると、まだ8時45分。
たった15分しか経っていない🥲
振り返って列の後方を見ると、すでに30人は並んでいて驚きました。
その後も続々人が並んでいきました。
こんなに人が並んでいるのだから、少し早めにバスが来るかもしれないと淡い期待を抱いていました。
なんの根拠もないけどね。
そんな私の願いなどざっくりむしして、バスは無常にも3分前に着きました。
いや、勝手に我々が早く並んだだけで、むしろ時間より早めに来てくれてありがとう、バスよ。
私は寒い吹きっさらしのバス停に、40分ぐらい黙って立っていたことになります。
でも人数が多すぎて乗れなくて、さらに1時間待つよりは100倍マシ。
早くから並んだ甲斐があり、とても良い席に座ることができました。
そのあと1時間は続く渓谷をずっと眺めていくことができる窓側の席でして。
今回は3月だったので、植物はほぼ枯れ木の状態で、深い崖と清流くらいしか景色がありません。
きっと新緑や紅葉の頃はとても綺麗だろうな。
そうこうしている間に三峯神社がある山に登り始めました。
日光のいろは坂のようにくねくねとカーブになった道を上っていきます。
三峰神社は標高1102メートルにあり、かなり急な山道をバスはのぼります。
運転手さん、ほんと、ご苦労様です!
山道の途中から、くっきりと気が変わったのを感じました。
肺のあたりがすっと清浄になる感じ。
少し登ると、バス乗り場にもなっている大きな駐車場に到着しました。
三峯神社の三峯とは、書いて字の如く三つの峯、すなわち三つの山のこと。
雲取山、白岩山、妙法ヶ岳です。
三峯神社の奥宮は妙法ヶ岳にあります。
そして、三峯の一つ「雲取山」は、「鬼滅の刃」の主人公、竈門炭治郎の実家がある山なのです。
そう、あの、炭焼き小屋のある山。
三峯神社の奥宮に行く道を進むと、雲取山に行けます。
ここに来る2日前に、東京23区内で一番高い愛宕山に登っていたので、東京都の最高峰という言葉に反応しちゃいました。
しかし、初心者には厳しいと書いてあり、登ってみたいけれど、難しいかな、と思いました。
山は本当に舐めてはいけないのです。
三峯神社のビジターセンターでは、鬼滅の刃のことも紹介していたので、神社に行く前に立ち寄ってみてくださいね。
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