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夏至の奈良と京都と琵琶湖の旅レポート 2日目~明日香村 その1

夏至の奈良と京都と琵琶湖を巡る旅に行って来ました。

⭐️2日目〜2024年6月20日
奈良2日目となります(*^_^*)

一日目のレポートはこちら(興福寺とならまち)

この日は、自転車を借りてひたすら飛鳥の都を巡りました。
電動自転車最高っす。

朝の9時の開店と同時に自転車を借り、夕方まで乗り倒したので、行った先も相当量になります。
よってレポートは2回にわたります。

2日目(2024年6月20日)のスケジュールその1

5:30 起床。旅行中は早起きして近所を散歩するタイプです。
6:35 朝の散歩で興福寺を目指します。

徒歩20分の距離だったのですが、ホテルの前のバス停にちょうどバスが来たので乗っちゃいました。
おかげで時間短縮できました。

6:45 近鉄奈良駅到着
6:55 興福寺着。前日見に行る三重塔と北円堂を見る。

興福寺 国宝:三重塔

北円堂と共に興福寺で最古の建物で、興福寺の伽藍の最も西側にあります。
毎年7月7日の弁才天供のみ開帳とのこと。

国宝:興福寺北円堂

日本に現存する八角円堂のうち、最も美しいとされる。
と説明がありまして。
も、最も美しい…。
ああ、さすが奈良です。日本の最も古い都がある街。
興福寺公式サイトによりますと、興福寺の創建者藤原不比等の1周忌にあたる養老5年(721)8月に元明・元正天皇が、長屋王に命じて建てさせたものであり、ここは平城京を一望の下に見渡すことのできる1等地であると。

実は、たまたま猿沢池で出会った奈良の案内人の方に興福寺がなぜ高台になっているかを教わりました。
(結構そういうガイドさんに偶然出会って話しかけられて、色々レクチャーを受けるのは私の旅行あるあるなのです)

不比等は自分たちこそ帝よりも上であるということを示すため、平城京と同じ平地だったのを、興福寺の建設予定地に盛土をさせ、平城京から猿沢池まで続いているこの道を、坂道へと変貌させ高台を作ったのだとか。

まじかーーー。
知らなかった。
ていうか、「ここが猿沢池なの~!」と朝の6時頃に同行者に説明していたら、通りすがりの見知らぬ方が、「どこからきはったん?」と声をかけてきてくださり、そのような説明をしてくださいました。
他にも地元の方ならではの興福寺についての蘊蓄をいっぱい聞き、メモって帰りました(*^_^*)

そして、私とAさんが興福寺に行った19日の全く同じ日に、この北円堂に安置されている国宝の「弥勒如来坐像」を修理するため、仏像を運び出す作業が行われていたそうです。

たまたま行った日にそこがニュースで流れていたなんて、ちょっと嬉しい。

朝の散歩はまだまだ続く。
興福寺をあとにして、奈良公園を通って浮見堂に向かいます。
7:15 奈良公園にて立派な雄鹿さんに出会う。

角がある!とテンションがあがりました。オス鹿さん、おはようございます

7:20 浮見堂到着
鷺池に浮かぶお堂が見えてきました。

あの橋を渡るのね!
小舟があるということは、この池に浮かぶことができるのですね(*^_^*)
橋を渡り浮御堂へと進んでいきます
幼い女の子と若いお父さんの先客がいて、水筒と帽子が置いてありました

浮御堂と奈良公園を満喫したかったのですが、9時に明日香村に着くためにはそろそろよいお時間となりまして。
名残惜しいけど、鹿たちの楽園奈良公園を後にして、近鉄奈良駅へ向かい、明日香村へ出発します。

7:54 近鉄奈良駅出発
8:50 飛鳥駅到着
奈良市から特急で約1時間で明日香に到着。
ちなみに駅名は「飛鳥村」ですが村名は「明日香村」です。
合併して(旧高市村、旧飛鳥村、旧阪合間村)明日香村になったあとも駅名は昔の漢字のままなのです。

飛鳥駅です~。あの、飛鳥だよ!!

9:10 案内所で説明を聞いたり、レンタサイクルの手続きをしたりして10分経過。いよいよ自転車をレンタルして飛鳥駅出発!
人生初電動自転車です。

もう、勝手に口から
♪サイクリング、サイクリング、ヤッホーヤッホーと歌が溢れてきます。
神様聞いて、私は今、明日香村の中を自分の足(自転車)で走っているの!
夢を叶えて下さって、ほんとうにありがとう(^^)/

とりあえずキトラ古墳へ向かいます。

9:32 キトラ古墳展望台入り口を発見
古墳までまだありますが、何やら看板を見つけたので行ってみます。
今日一日私と旅してくれたサイクリング66号くん。
お気づきかもしれませんが、わたし物体さんとも、友達になるタイプです。
展望台から見た飛鳥の里

9:37 展望台を出発
9:43 展望台からわずか5分でキトラ古墳到着ーー!

この道の先に、き、き、きとらこふん(興奮して手が震える)
目の前にあるレプリカのような丸いものが奥に見える(感涙)

みんなー!
あんまり興味ないと思うけど、あの!あのキトラ古墳だよーー

日本で2番目に発見された大陸風の壁画古墳です。(中略)
石室の天井には本格的な天文図が描かれ、壁には四神や十二支などが美しく描かれています。

キトラ古墳 | 国営飛鳥歴史公園 (asuka-park.jp)

実際の古墳は外観しか見れませんが、四神や十二支の壁画などは、すぐ横に建つ資料館で見ることができます。

ここが四神の館の入口
上にうっすら見えているのは四神の玄武(北の守護)

9:43に到着し、30分ほど滞在しました。
10:11 四神の館を出発し、次の目的地高松塚古墳へ向かいます。

この日の主な目的は、キトラ古墳、高松塚古墳、橘寺、岡寺、天武天皇陵、酒舟石遺跡。
ほかの場所は、時間を見ながら、目的地に向かう途中で行けそうなら寄るくらいなイメージで進みます。

10:24 文武天皇陵着
10分ほど、畑の横を走っていると、高松塚古墳への途中に看板がありました。予定になかったのですが立ち寄ります。
文武天皇は私の好きな天武天皇の孫で15歳で即位しました。
古墳ではありますが「天皇陵」となれば宮内庁管轄となり、発掘などはできなくなります。もちろん間違っても登ったりすることはできません。
京都にある私の大好きな双ヶ岡古墳などは公園のようになっており、登山気分で行けるので、不謹慎ですが、ちょっと残念な気持ちになります。
でもよく考えたら、古墳はお墓なので、登ることはどうなのかなとも(笑)

文武天皇陵:檜隈安古岡上陵
天皇の古墳は宮内庁管轄なので、この鳥居が見える門までしか来れません。

実はこちらは被葬者が明らかではないことなどから、「文武天皇陵」の北側にある中尾山古墳が本当は「文武天皇陵」とする研究者も多い、とのこと。これはよく見る記述で、一度どこかの古墳をその天皇陵としてしまうと、実はこっちでしたと簡単に変更できないようで、本当はこっちが天皇陵なんだろうけどね、というところもあるようです。

古墳は16万基(コンビニより多い)もあるし、発掘されていないものもあるので、わからないことが多いのです。
ちなみに日本最大の仁徳天皇陵古墳は世界最大級の墳墓で、エジプトのクフ王のピラミッドや秦の始皇帝陵より大きいって知っていました?(笑)

10:28 高松塚古墳着
キトラから20分ほどで到着しました。

高松塚古墳の本物なんですよ!!
教科書でこの名前を見たことがあるはず
教科書にこの壁画の絵が載っていたのを覚えている人手を挙げて~

とうとうその前に立ちました(テンションマックス)
『石室の壁画が有名で、特に色彩鮮やかな西壁の女子群像は、歴史の教科書などにも紹介されているのでご存知の方も多いでしょう』
とありますが、皆様が知っている古墳のひとつかなと(あとは仁徳天皇陵あたりでしょ笑)

10:38 高松塚壁画館着
ちなみにこの高松塚壁画館であの有名な壁画が見られます。
(レプリカなので写真もオッケー)

高松塚壁画館

それほど大きくないので、10分くらいで全部見ることができます。
せっかくここまで来たら、ぜったいここに寄ってね(*^_^*)

10:45 壁画館を後にする。
地図で見るとここからすぐの場所に天武天皇陵があるので、アプリを見ながら行くことに。
ところが、アプリでは選択肢が「車/電車などの交通機関/徒歩」となるので、徒歩で選択していたら、自転車で降りることが不可能な長い階段になっていて。
自転車では無理と判断したので一旦戻り、別のルートで進むもまたもや階段。仕方ないので車道を選択したら、少し遠くて。
そんなこんなで時間をロスしました。
地図で見たら自転車で10分かからないくらいの距離なのに、たどりついたのは11時7分で、その倍の20分ほどかかりました。

11:07 天武天皇檜隈大陵
皇后だった持統天皇と合葬されています。

朝から2時間自転車こぎっぱなしで疲労しているのにこの階段!
天武天皇様、ようやく来ることができました!!

それでは聖徳太子が生まれたとされる橘寺に向かいますか。

11:18 橘寺への道の途中に会った亀石

明日香を代表する謎の石造物のひとつ亀石

亀っぽいけどカエルかもしれないとのことで。
亀かなぁと思います。
かつて奈良や京都が湖だった頃の伝説が残っています。

11:24 橘寺到着
聖徳太子生誕の地です!

橘寺入口
橘寺本堂

西暦572年、当時欽明天皇の別宮で橘の宮のあったこの地に、その第4皇子橘豊日命(たちばなのとよひのみこと)(後の31代用明天皇)と穴穂部間人皇女(あなほべのはしひとのひめみこ)を父母とされて御誕生になったと伝えられています。

聖徳太子ゆかりの橘寺へようこそ!

12:02 橘寺をあとにして、岡寺へ向かいます。
午後からのレポートはその2へ続く。

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